小学校のプログラミング教育、中学や高校の情報技術に関する授業の必須化、さらには大学入試へ情報科目の必須化と、いよいよプログラミング教育が本格化してきました。
プログラミングといえばパソコンということで、勉強道具としてパソコンを準備しようと思われている方も多いと思います。
では、プログラミングを勉強するためにはどのようなパソコンが必要なのでしょうか。
プログラミングって複雑そうだから、パソコンもパワフルな機種じゃないとだめなんでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
特に、これからプログラミングの勉強を始めようとされている方は、高性能で高価なパソコンは必要ありません。
すでにパソコンをお使いになっている方は、そのパソコンで十分プログラミングを始めることが可能です。
ただし、スキルが高まることによって、より高度なプログラミングを行うようになってきますと、場合によっては、高性能なパソコンが必要になってくるかもしれません。
本記事では、今お使いのパソコンでプログラミングは可能なのか、これからプログラミングを始めるために必要なパソコンとはどのようなスペックか、スキルが高くなった先を見越したパソコンはどんな機種かなど、プログラミング向きのパソコンについて解説しております。
そもそもプログラミングとは?
プログラミングといいますのは、コンピュータで実行したい命令を記述したプログラムを作成することを指します。
プログラムは、プログラミング言語といいます定められた仕様(決まりごと)に従って記述されたものです。
プログラミング言語は実に8000以上もの種類(2008年時点:参考 ウィキペディア)がありまして、その中から目的にあったものを選択して利用します。
8000種類といいましても、一般的に使用されていますのは数えるほどしかありませんので、ご安心ください。
プログラムと聞きますと、英単語のような文字列がゴチャゴチャと記述されたものをイメージされる方もいらっしゃると思います。
たしかにそれもプログラムですが、画面上で絵のブロックを組み合わせることでプログラミングできるものもあります。

これからプログラミングを始められる方は、まずは簡単なプログラムを作ってみることをおすすめします。
それをパソコン上で動かし、実際にご自分で作ったプログラムが意図した通りに動作することの体験から始めてみましょう。
そして段々と複雑なプログラムを作っていくことになるのですが、そこで必要になってくるのがプログラミング技術になります。
プログラミング技術を磨く方法は色々ありますが、その中で重要なもののひとつに、プログラミング的思考の力を高めることが挙げられます。
小中高の学校の授業では、プログラミング的思考を学びながら、プログラミング技術を高めていきます。
これらはプログラミングの大事な基礎でして、ここをシッカリ身に着けることはとても重要です。
高性能なパソコンじゃなくてもプログラミングは可能
これからプログラミングを始める方は、必ずしも高性能なパソコンは必要ではありません。
前章で解説しましたプログラミングの基礎を学ぶためのパソコンでしたら、初心者向けのパソコンで十分です。
以下で、簡単に始められるプログラミングの方法をご紹介していきます。
絵のブロックをつなげてプログラミングするScratch

例えば、小学生のプログラミング教材として有名なScratchを利用する場合は、Google Chromeなどのブラウザが動くパソコンでしたら、ほぼ大丈夫です。
もしご自宅の押し入れなどに数年前のパソコンが眠っているのでしたら、ぜひ試してみてください。
ただし、インターネットへの接続は必要になります。
また、画面が大きめ(10インチ以上)のタブレットでもプログラムを作って動かすことができます。
その場合は、なるべく大きな画面のタブレットをおすすめします。画面が小さいと操作が大変になってしまうし、作ったプログラムの動作確認もやりづらいんですよね。
Scratchは遊びながらプログラミングを学んでいく感じですが、かなり複雑で本格的なプログラムを作ることも可能です。
また、プログラミングの基礎を学んだり、プログラミング的思考を身に着けることもできます。
Windowsに最初からインストールされているメモ帳とブラウザで本格的なプログラミングが可能

高校生(学校によっては中学生)からは、英単語の羅列のようなプログラミング言語を使用したプログラムを作りながらプログラミングを学習する学校が多くなります。
文科省公式サイトの高校の授業教材に関する資料を見ますと、「Python(パイソン)」や「JavaScript(ジャバスクリプト)」という言語が良く出てきます。
この2つの言語は、学生の方だけでなく、これからプログラミングを始められる方にとりましても、とてもおすすめだと思います。
最初はインタプリタ型言語がおすすめ
プログラミング言語は、「インタプリタ型」と「コンパイル型」の2つの型に分類できます。
コンパイル型言語の場合は、プログラムを実行するためにコンパイルという処理が必要です。
一方、インタプリタ型言語の場合は、コンパイルなどの作業は必要なく、プログラムを作成したらすぐに実行することが可能です。
これからプログラミング言語を学ぶ場合は、インタプリタ型言語をおすすめします。
プログラミング初心者の方は、「どの言語を身に着けるか」よりも「プログラミング言語の基礎をシッカリ身に着ける」ことが重要です。
また、どの分野でも同じですが、基礎を身に着けるためには、トライアル&エラーを繰り返して、数をこなすことが大切になります。
そういう意味で、作ったプログラムをすぐに実行できるインタプリタ型言語がおすすめというわけです。
JavaScript言語を使ったプログラミング例
JavaScriptは、人気なインタプリタ言語のひとつです。
Google Chromeなどのブラウザで実行できますので、プログラムを作ったらブラウザを使ってファイルを開くだけで結果を確認することができます。
プログラムを作って実行するまでの手順は以下のようになります。
- メモ帳(テキストエディタならなんでも大丈夫です)でプログラムを作成する
- ファイル名を「test.html」(ファイル名は一例です)で保存する
- Google Chromeを起動して、ブラウザのウインドウ内に「test.html」ファイルをドラッグ&ドロップする
簡単なプログラム例を示しますので、可能な方は試してみてください。
下のプログラムは、HTMLとJavascriptの2つの言語を使用しています。
ブラウザの上部に文字を「あなたのお名前は?」と質問が表示されて、名前を入力して「OK」ボタンを押すとブラウザ内に「○○○さん、こんにちは!」(○○○の部分は入力した名前)と表示されるプログラムです。
<html>
<body>
<section>
<p id="hyouji"></p>
</section>
<script>
input = window.prompt('あなたのお名前は?');
document.getElementById('hyouji').textContent = input + 'さん、こんにちは!';
</script>
</body>
</html>
(実行例)


プログラムの一部を変更したい場合は、プログラムを修正して保存したあとでブラウザの再読み込みを行うだけで大丈夫です。
JavaScript言語は本格的なプログラミングを行うことができますので、メモ帳とブラウザだけあればプログラミングの学習が可能なことはご理解いただけると思います。
インタプリタ型言語には、JavaScriptのようにブラウザで実行可能なもの以外に、その言語のインタプリタをパソコンにインストールして利用可能なものもあります。
有名なものとして、Python(パイソン)やPerl(パール)などが挙げられます。
プログラミングスキルが身についてきたらIDEを使って作業効率アップ
本格的なプログラミングを行う場合は、IDE(統合開発環境)などを利用した方がもちろん便利です。
IDEは、プログラミングに必要な機能が全部入りのツールでして、プログラマーにとりましては、必須アイテムのひとつになっています。
もちろんプロフェッショナルな方々だけでなく、これからプログラミングを始める方でも利用することは可能です。
でもIDEは、誰でも簡単にすぐにプログラミングができるようにするためのものではありません。高品質なプログラムを効率良く作るために、ありとあらゆる機能が盛り込まれたソフトウエアです。
ですので、これからプログラミングを始める方が使えるようになるまでには、かなりの時間が必要になる場合があります。
また、IDEを快適に利用するためには、一般的に高スペックのパソコンが求められます。
最初はメモ帳とブラウザ、インタプリタなどを使用してプログラミングの基礎を学んでいただき、それに物足りなくなったら、高性能なパソコンを購入して本格的な道に進まれるのが良いのではないでしょうか。
もちろん、先を見越して最初から高性能なパソコンを購入するのも全然アリです。
目的別のパソコンスペック
色々なプログラミングの方法を解説しましたが、使用するパソコンのスペックはどんな感じになるのでしょうか。
各々どのようなパソコンが良いか解説していきます。
絵のブロックをつなげてプログラミングするScratchなど
Scratchを利用可能なパソコンの動作環境は、以下のとおりになります。
ブラウザ名 | バージョン情報 |
---|---|
Chrome | 63以上 |
Edge | 15以上 |
Firefox | 57以上 |
Safari | 11以上 |
パソコンのCPUやメモリなどの条件は、特に見当たりませんでした。この記事をお読みになっているパソコンでも使えると思います。
Scratchを始めるためは、基本的にインターネット接続を行いますので、上記ブラウザの最新版をお使いいただけば問題ないです。(インターネットに接続せずに利用することは可能です)
インターネットに接続するということは、セキュリティの観点から、お使いのOS(WindowsやmacOSなど)がメーカーによってサポートされていることも必要になります。
本記事をご覧になっているということは、たぶん上記の条件は満たされていると思いますので、お使いのパソコンでScratchを使ったプログラミング学習は可能でしょう。
もし新しくパソコンを購入しようとお思いの場合は、最低でもメーカーサポートのあるOSの最低限の動作環境を満たす機種にしましょう。
また、これからプログラミングを始められる方は、パソコン教室やお友達と一緒に勉強するなど、パソコンを持ち歩けた方が都合の良い場合が多いかと思います。
ですので、ノートパソコン、それもなるべく軽量のものが良いでしょう。
でも、画面はなるべく広い方が良いですので、14インチ以上をおすすめします。
13インチ程度ですとちょっと窮屈だと思います。15インチ以上の場合は、なるべく軽量な機種が良いでしょう。
さらに、パソコンというものは色々な用途に使うことができますので、Scratchによるプログラミング学習以外にも使い道はあります。
激安パソコンなどを購入した場合、Scratchは動くけどそれ以外のことをやろうとすると遅すぎて使い物にならないということになりかねません。
ご注意ください。
本項の内容をまとめておきます。
- Scratchなどはブラウザが使えるパソコンであれば利用可能
- ブラウザは最新のものを利用する
- 基本的にパソコンはインターネットに接続できるものを使用する
- 自宅以外で使うことをふまえて軽量のノートパソコンをおすすめする(新規購入の場合)
- 画面は14インチ以上。15インチ以上の場合はできるだけ軽量な機種(新規購入の場合)
- プログラミング以外の用途を考慮すると低スペックの激安パソコンはおすすめしない(新規購入の場合)
これからScratchなどでプログラミングの学習を始めるためのパソコンの具体的なスペックは、以下のようになるでしょう。
名称 | スペック |
---|---|
本体 | ノートパソコン |
画面サイズ | 14インチ以上 |
OS | Windows11 home(※1) |
CPU | 初心者向け(※2) |
メモリ | 8GB |
内蔵ストレージ | 256GB程度(SSD) |
USB端子 | 2個以上 |
外部モニター出力 | 有 |
重量 | 1.5kg以下 ※画面サイズが15インチ以上の場合は 2kg以下 |
(※1)主要なOSとしてはWindowsとmacOSの2つがあります。どちらでも良いのですが、一般的に周りに聞く人が多いWindowsのほうが良いと考えました。
(※2)CPUは、基本的なアプリ(ブラウザやMicrosoft Officeなど)は十分使えますが、複雑な処理を同時に複数行うことは向いていないレベルのパワーを想定しています。
メモ帳とブラウザでプログラミング学習
これから本格的なプログラミング言語の基礎をメモ帳とブラウザで始める方は、まずは現在お使いのパソコンで問題ないでしょう。
新規購入をお考えの場合は、上のScratchなどが学習できるレベルのパソコンで十分です。
先に挙げましたJavaScriptやPythonなどのプログラミング言語の入門書などをお読みになりながら、基礎的なスキルをたくさん身につけることができます。
JavaScriptやPythonは、簡単に実行ができて使いやすいですが、初心者のために作られたプログラミング言語というわけではありません。
商用のサービスや複雑な科学技術計算などのように、プロフェッショナルな用途にも使われています。
作成するプログラムによりましては、そのプログラム単体で動作するのではなく、データベース内の膨大なデータを使って解析するプログラムや、基幹システム間をつなげる重要な役割を持つプログラムなど、他のサービスと連携して動作するものもあります。
ある程度プログラミングのスキルが身についてきますと、次の目標としまして、ネットワーク機能を使用したプログラムに興味が出てくるかもしれません。
そうなりますと、複数台のパソコンが欲しくなってきます。でももう一台購入と考えますと、ちょっと敷居が高いですよね。
そんなときに便利なのが仮想環境です。
ただし、仮想環境を使用するには高スペックなパソコンが必要になります。CPUや内蔵メモリ、内蔵ストレージなど、どのリソースも多い方が有利です。
またScratchなどでプログラミングを学ばれる方と同様に、パソコンを持ち歩けた方が都合の良い場合が多いかと思いますので、ノートパソコンをおすすめします。
パソコンのスペックは、以下のようになるでしょう。
プログラミングの基礎を身につける場合
Scratchなどでプログラミングの学習を始めるためのパソコンと同等です。
より高度なプログラミングを行う場合
名称 | スペック |
---|---|
本体 | ノートパソコン |
画面サイズ | 14インチ以上 |
OS | Windows11 Home もしくはPro |
CPU | 一般向け(※1) |
メモリ | 16GB |
内蔵ストレージ | 512GB以上(SSD) |
USB端子 | 3個以上 |
外部モニター出力 | 有 |
重量 | 1.5kg以下 ※画面サイズが15インチ以上の場合は 2kg以下 |
(※1)CPUは、基本的なアプリ(ブラウザやMicrosoft Officeなど)は快適に動作しますし、同時に複数の作業も余裕をもって行うことが可能なレベルのパワーを想定しています。
これからプログラミングを始める方におすすめなノートパソコン
繰り返しになりますが、これからプログラミングを始める方は、まずお持ちのパソコンで始めることをおすすめします。
でも、もしお持ちでない場合や、これまでの記事をお読みになって新規に購入することをお考えになった方は、以下でご紹介する機種を参考になさってみてください。
それでは、これからプログラミングを始める方におすすめなパソコンをご紹介します。上のほうで解説しましたとおり、ノートパソコンに絞ってご紹介していきます。
機種は、以下の2つのカテゴリに分けました。
- Scratchやメモ帳とブラウザでプログラミングを始められる方におすすめな機種
- より高度なプログラミングが可能なおすすめ機種
Scratchやメモ帳とブラウザでプログラミングを始められる方におすすめな機種

ThinkBook 14 Gen5 (インテルCPU搭載機)(メーカー:Lenovo)

- メーカーは世界トップクラスのパソコン専門会社Lenovo(レノボ)
- インテルの最新世代CPU搭載(2023年5月時点)
- 内蔵カメラはFullHDの高画質
カテゴリ | スペック |
---|---|
OS | Windows11 Home |
モニター | 14インチ 1920x1080 非光沢 |
CPU | インテル Core i3-1315U |
内蔵メモリ | 8GB |
内蔵ストレージ | 500GB(SSD NVMe) |
ネットワーク | Wifi6 有線LAN(1000BASE-T) |
USB端子 | Thunderbolt4 x1 USB3.1(TypeC)x1 USB3.1(TypeA)x2 |
外部モニター 出力 | HDMI USB |
重量 | 1.4kg |
- CPUの性能には余裕が欲しい
- プログラミング以外に、オフィス系アプリやデジカメ画像の現像、簡単な動画編集などを行うことがある
- 内蔵カメラはできるだけ高画質なものが良い
搭載CPUは、インテルのCore i3-1315Uです。
Core i3の最新世代(2023年5月時点)でして、これからプログラミングを始める方にはピッタリの性能だと思います。
USBやHDMIなどの端子類は、必要と思われるものはすべて内蔵されています。
指紋センサーによる認証も標準装備です。センサーは電源ボタンと一体化していますので、ログイン時のストレスから解放されます。
ネットワーク機能に関しても、最新規格のWifiに加えて、有線LAN端子も内蔵されていますので、場所を選ばすプログラミング作業を行えます。
これからプログラミングを始める方にとりましては、十分すぎる(見る人によっては良すぎる)性能のノートパソコンです。
本体価格は10万円を切っています。(2023年5月時点)
ぜひ公式サイトでご確認いただければと思います。
HP 15s-eq2000ベーシックモデルG2(メーカー:日本HP)

- メーカーは世界トップクラスのIT企業HPの日本法人である日本HP
- 内蔵メモリは8GBでデュアルチャネル
- 本体のスタイリッシュさに定評がある
カテゴリ | スペック |
---|---|
OS | Windows11 Home |
モニター | 15.6インチ 1920x1080 IPS 非光沢 |
CPU | AMD Ryzen3 5300U |
内蔵メモリ | 8GB(4GBx2:デュアルチャネル) |
内蔵ストレージ | 256GB(SSD NVMe) |
ネットワーク | Wifi6 |
USB端子 | USB3.1(TypeC)x1 USB3.1(TypeA)x2 |
外部モニター 出力 | HDMI |
重量 | 1.6kg |
- CPUの性能は入門的なプログラミングがストレスなくできるレベルで良い
- モニターは大きめの方が良い
搭載CPUは、AMDのRyzen3 5300U。性能は、これからプログラミングを始める方には十分なパワーです。
CPUは最新モデルではありませんが、その分とてもお買い得な本体価格になっています。
USBなどの端子類は、最低限必要と思われるものはそろっています。
便利な指紋センサーも内蔵されています。
内蔵メモリは、4GBのメモリを2基で8GBという構成です。デュアルチャネルとして動作しますので、8GBのメモリ1基の場合より高速に動作します。プログラミングにはとても有利だと思います。
8GBでデュアルチャネルのパソコンは他のメーカーではあまり見ないので、とても評価できます。
ぜひ公式サイトでご確認いただければと思います。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
下の製品はUSB Type-A用です。Type-Cの製品も選択可能です。
BUFFALO 有線LANアダプター
LUA4-U3-AGTE-NBK ブラック Giga USB3.0対応 簡易パッケージ 日本メーカー 【Nintendo Switch動作確認済み】
STYLE-14FH120-i3-UCFX-D(メーカー:パソコン工房)

- メーカーは国内に実店舗が多数あるパソコン専門メーカーのパソコン工房
- 1kgを切る軽量ノートPC
カテゴリ | スペック |
---|---|
OS | Windows11 Home |
モニター | 14インチ 1920x1080 非光沢 |
CPU | インテル Core i3-1215U |
内蔵メモリ | 8GB |
内蔵ストレージ | 500GB(SSD NVMe) |
ネットワーク | Wifi6 |
USB端子 | Thunderbolt4 x1 USB3.1(TypeA)x2 |
外部モニター 出力 | HDMI Thunderbolt4 |
重量 | 0.94kg |
- CPUの性能には余裕が欲しい
- プログラミング以外に、オフィス系アプリやデジカメ画像の現像、簡単な動画編集などを行うことがある
- モニターが狭いのは嫌だけど超軽量なノートパソコンが欲しい
搭載CPUはインテルのCore i3-1215Uでして、これからプログラミングを始められる方には十分な性能です。
プログラミング以外にも、オフィス系アプリを使用した事務処理や簡単な画像処理などもストレスなく行えます。
Thunderbolt4端子が搭載されていますので、外部機器との接続は安心できます。
このノートパソコンの最大の売りは、本体重量です。14インチモニター搭載機なのに、なんと1kgを切っています。
1kgを切りますと、女性でも片手で持ち上げることが可能な重さでしょう。私は男ですが、3本指で簡単に持ち上げることができました。
本体重量が軽いことは大きな武器になるのですが、その分本体価格が高めになっています。
それでも10万円は切っていますので、持ち歩く頻度が高い方はおすすめです。
ぜひ公式サイトでご確認いただければと思います。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
下の製品はUSB Type-A用です。Type-Cの製品も選択可能です。
BUFFALO 有線LANアダプター
LUA4-U3-AGTE-NBK ブラック Giga USB3.0対応 簡易パッケージ 日本メーカー 【Nintendo Switch動作確認済み】
より高度なプログラミングが可能なおすすめ機種

Inspiron 14(インテルCore i5 13世代搭載機)(メーカー:Dell)
- メーカーは世界トップクラスのIT企業Dell(デル)
- コスパ最高
- 液晶モニターは1920x1200の縦長画面
カテゴリ | スペック |
---|---|
OS | Windows11 Home |
モニター | 14インチ 1920x1200 非光沢 |
CPU | インテル Core i5-1335U |
内蔵メモリ | 16GB |
内蔵ストレージ | 512GB(SSD NVMe) |
ネットワーク | Wifi6E |
USB端子 | Thunderbolt4 x1 USB3.1(TypeA)x2 |
外部モニター 出力 | HDMI Thunderbolt4 |
重量 | 1.53kg |
- CPUは高性能な方が好み
- プログラミング以外にもコンテンツ作りのための画像や動画編集を行う
- グラフィック性能はCPU内蔵でも高性能な方が良い
搭載CPUは、インテルのCore i5-1335Uです。
最新世代のCPU(2023年5月時点)でして、本記事の選択基準よりも若干高めの性能です。公式サイトで本体価格を確認したところ、かなりコスパが良かったので掲載することにしました。
液晶モニターは1920x1200で、通常のモニター(1920x1080)よりも少しだけ縦長です。プログラミング用のエディタを使用する場合は、縦方向に長い方が表示できる行数が多くなりますので、プログラムが見やすくなる傾向にあります。(好みはあります)
縦長のA4資料を表示する場合などは、読みやすくなるでしょう。
USBなどの端子類は、必要と思われるものはそろっています。
便利な指紋センサーは、キーボード右上の電源ボタンに内蔵されています。
14インチノートPCの本体重量としては若干重たいですが、持ち歩く頻度が低い方にとってはそれほど問題にならないでしょう。
ぜひ公式サイトでご確認いただければと思います。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
下の製品はUSB Type-A用です。Type-Cの製品も選択可能です。
BUFFALO 有線LANアダプター
LUA4-U3-AGTE-NBK ブラック Giga USB3.0対応 簡易パッケージ 日本メーカー 【Nintendo Switch動作確認済み】
HP Pavilion 15-eg3000スタンダードプラスモデルG3(メーカー:日本HP)

- メーカーは世界トップクラスのIT企業HPの日本法人である日本HP
- 内蔵メモリは16GBでデュアルチャネル
- 液晶モニターはタッチパネル
カテゴリ | スペック |
---|---|
OS | Windows11 Home |
モニター | 15.6インチ 1920x1080 IPS 光沢 タッチパネル |
CPU | インテル Core i5-1335U |
内蔵メモリ | 16GB(8GBx2:デュアルチャネル) |
内蔵ストレージ | 512GB(SSD NVMe) |
ネットワーク | Wifi6 |
USB端子 | USB3.1(TypeC)x1 USB3.1(TypeA)x2 |
外部モニター 出力 | HDMI USB |
重量 | 1.71kg |
- CPUは高性能な方が好み
- 液晶モニターはタッチパネルが良い
- 本体重量よりもモニターの広さの方が優先
搭載CPUは、インテルのCore i5-1335Uです。
最新世代のCPU(2023年5月時点)でして、本記事の選択基準よりも若干高めの性能です。公式サイトで本体価格を確認したところ、かなりコスパが良かったので掲載することにしました。
USBなどの端子類は、最低限必要と思われるものはそろっています。
便利な指紋センサーは、電源ボタンとは別にキーボード下部にあります。
液晶モニターはタッチパネルを採用しています。2in1ノートパソコンのようにモニターは360度回転しませんので、タブレットとしては使えません。
Scratchのような画面操作でプログラミングを行う場合には、とても便利に使えるでしょう。
ぜひ公式サイトでご確認いただければと思います。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
下の製品はUSB Type-A用です。Type-Cの製品も選択可能です。
BUFFALO 有線LANアダプター
LUA4-U3-AGTE-NBK ブラック Giga USB3.0対応 簡易パッケージ 日本メーカー 【Nintendo Switch動作確認済み】
ThinkBook 15 Gen5 AMD(メーカー:Lenovo)

- メーカーは世界トップクラスのパソコン専門会社Lenovo(レノボ)
- CPUはAMDの最新世代(2023年5月時点)のものを搭載
- コスパ最高
カテゴリ | スペック |
---|---|
OS | Windows11 Home |
モニター | 15.6インチ 1920x1080 IPS 非光沢 |
CPU | AMD Ryzen5 7530U |
内蔵メモリ | 16GB(8GBx2:デュアルチャネル) |
内蔵ストレージ | 512GB(SSD NVMe) |
ネットワーク | Wifi6E 有線LAN(1000BASE-T) |
USB端子 | USB3.1(TypeC)x2 USB3.1(TypeA)x2 |
外部モニター 出力 | HDMI USB |
重量 | 1.7kg |
- CPUは高性能な方が好み
- インテル搭載機よりコスパ重視のAMD搭載機が好み
- モニターは大きめの方が良い
搭載CPUは、AMDのRyzen5 7530Uです。
同じくらいの性能のインテルCPU搭載機と比べた場合、本体価格はかなり安いです。
私はThinkBookが大好きで、3年くらい前から使っています。もし今ThinkBookを買うとしたら、「ThinkBook 15 Gen5」は絶対に候補に入るでしょう。
USBなどの端子類は必要と思われるものは全てそろっていますし、ネットワーク機能も有線・無線ともに高性能です。
便利な指紋センサーも内蔵されています。
あえて難点をいえば、本体重量でしょう。
でもこれは現状の価格帯の15インチノートパソコンを踏まえた場合、妥当だと思います。
重量が気になるのでしたら、14インチノートパソコンにするか、マグネシウム合金やカーボンファイバー素材を用いた高額な機種がおすすめです。
詳しくは公式サイトでご確認いただければと思います。
まとめ
プログラミング学習のためのノートパソコンは、高価な機種や特殊な機能が必要というわけでなく、10万円前後の価格帯や一般的な性能の機種で大丈夫ということはご理解いただけたと思います。
でも、内蔵メモリは余裕を持った方がよいでしょう。
ハイパワーなCPUを搭載していたとしても、内蔵メモリが足らなくなりますとパフォーマンスはガタ落ちになってしまいます。
先のことをお考えになるのでしたら、16GBは欲しいところです。
有名パソコンメーカーの公式サイトは定期的にチェックしていますので、おすすめの機種が見つかり次第、記事を更新したいと考えております。
あなたにピッタリのノートパソコンを見つけるお手伝いができましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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