最初のMVNOであるb-mobileが登場してから20年弱。
「格安SIM」や「格安スマホ」、「SIMフリー」といったキーワードはかなり知れ渡るようになりました。
でも実際の業界シェアをみますと、「格安SIM」の利用者はMVNOとY!mobileを合わせても全体の13.9%程度です。(MMD研究所の2018年2月調査結果)
3大キャリア(※)各社が20%を超えている現状では、格安系はまだまだですね。
(※)3大キャリアとはdocomo、au、SoftBankのことを指します
あなたは「格安SIM」に興味をお持ちで、自分も「格安SIM」に変えたら利用料金が安くなるのかなあ、とお考えではありませんか?
でも、実際に詳しくは知らないから本当に大丈夫か不安で、なかなかその先に進めないのではないでしょうか。
よく考えてみますと、最初にキャリアから「格安SIM」に乗り換えようと思い立ったときは、私もかなり不安でした。
などなど、色んな悩みや不安要素があって、なかなか先に進むことができなかったんですよね。
その不安を無くすためにインターネットや図書館の書籍、MVNOのショップなどで、かなり調べまくったものです。
実は本サイト「格安SIM道しるべ」は、私の知人向けの説明のために作ったものを、一般の方向けに再編集したものでして、自分で集めた情報を全て詰め込んでいます。
本サイトの内容をお読みになることで、以下のことがわかります。
お役に立てれば幸いです!
■ 本記事の目次 ■
格安SIMについて知るためにネットで検索しますと、「MVNO」とか「格安スマホ」、「SIMロック」など、初めて聞くような用語がたくさん出てくると思います。
ここでは、格安SIMを知る上で最低限押さえておいた方が良い基本的な用語を解説します。
用語 | 解説 |
---|---|
SIM | スマホの契約者を識別するための情報が 記録された小さなカードのこと。 このカードをスマホにセットすることで、 そのスマホを契約者が利用できる。 Subscriber Identity Moduleの略。 |
MVNO | 無線通信設備を自社で開設・運用せずに、 3大キャリア(docomo、au、Softbank) の設備を借りることで、自社のブランド として携帯電話などのサービスを行う電 話会社のこと。 Mobile Virtual Network Operatorの略。 |
格安SIM | MVNOと契約することで入手できるSIMの こと。3大キャリアと比べて月額料金が格 安であるためにこのように呼ばれる。 MVNO以外でも、3大キャリアより月額料 金が安いSIMの場合も格安SIMと呼ぶこと がある。 |
格安スマホ | 3大キャリアよりも値段の安いスマホのこ と。 MVNOが販売しているスマホは一般的に3 大キャリアよりも低価格。 |
SIMロック | 基本的に3大キャリアで販売しているスマホ は契約した電話会社以外では利用できない ようになっている。 これをSIMロックと呼ぶ。 最近のスマホは、一定条件を満たすことで SIMロックを解除できる。 SIMロックを解除したスマホは、基本的に どこの電話会社でも使える。例外はある。 |
本章の内容の詳細は別記事「「格安SIM入門」なぜ安いのかを徹底解説!ご検討中の方は必見!」で解説しておりますので、よろしかったらご利用ください。
「格安SIMを契約すると、3大キャリアにくらべてスマホ代が、場合によっては半額以下になる」ということを聞いて、普通は怪しみませんか?
などなど
このような疑いの目で見てしまうのではないでしょうか。
実は最初、私はそのとおりでして、格安SIMを知り合いからすすめられても、ずっと拒みつづけていました。
そんなある日、ふと思い立って「格安SIM」のことを調べてみたのですが、その日から「格安SIM」へのイメージが180度変わってしまったんですよね。
簡単にいいますと、3大キャリアはダメで格安SIMが凄い、ということではなく、3大キャリアにもメリット・デメリットがあり、格安SIMにもメリット・デメリットがあるということです。
つまり3大キャリアが向いている方もいれば、格安SIMが向いている方もいまして、使う人によって向いているものを使った方が良いということになります。
一番もったいないのは、格安SIMが向いているのに、3大キャリアで高額な料金を支払っている方ですね。
「格安SIM」のことを知って頂いて、スマホ代を安くして、浮いたお金を別の楽しみに使っていただきたいです。
これに関しましては別記事「格安SIMにもデメリットはあるがメリットにハマった人は手放せなくなる理由」で詳しく解説しております。
よろしかったらご利用いただければと思います。
記事の内容は以下のとおりです。
上記の内容についてご存知の方はスルーして頂いて全く問題ございません。次章に進んでいただければと思います。
ここからは以下の知識をお持ちの方を前提にしております。
ご存知の方はご理解いただけると思いますが、上に書かれている内容は格安SIMの基本事項でして、これらの知識が無い状態で格安SIMをお探しになっても、あなたにピッタリのものを見つけることは困難だと考えます。
知識をお持ちでない方は、ご面倒ですが、前章でご紹介しました別記事「「格安SIM入門」なぜ安いのかを徹底解説!ご検討中の方は必見!」からご覧いただければと思います。
「格安SIMで利用できる便利な機能」に不安のある方は、別記事「格安SIMを徹底解剖!データシェアやバースト転送、データ容量無制限も!」で詳しく解説してますのでご利用ください。
あなたに最適な格安SIMを見つける際のポイントは以下の3つです。
以下で解説させてください。
格安SIMを選ぶのですから、格安SIM自体についてできるだけ詳しくなったほうが有利ですよね。
これに関しましては、本記事の最初の2つの章で解説させていただきました。
不安な方は一旦戻って読み直していただくことをおすすめします。
特に、3大キャリアではできないことがMVNOでは利用できて、しかもとても便利な機能でもあったりします。
「低速モード」などがそれにあたりますね。
別記事「メリットデメリット」で解説してますとおり、格安SIMは万能ではありません。
場合によりましては格安SIMが向いていない方もいらっしゃいます。
また、MVNO各社も他にはないプランやサービスを提供することで、他MVNOと差別化を図っています。
ですので、どのMVNOがあなたに最適なのかを判断する必要があるのです。
そのためには、ご自分のスマホの使い方を把握することが大切になります。
私の経験上、以下のポイントを把握されることをおすすめします。
これに関しましては別記事「[2019年版]格安SIMを比較するための3つのポイントを解説」で詳しく解説しておりますので、ご利用いただければと思います。
例えば、牛肉を選んでいるときを想像してみてください。
美味しいお肉が食べたいと思っているときに、激安の外国産を選んだり、「特売」の文字につられて脂身の多い肉を選んだりしてしまって、後で後悔したことはありませんか?
私の経験上、格安SIMも同じだと思います。
MVNOは3大キャリアから設備を借りて事業をおこなっていますので、条件的には各社それほど月額料金に差は出ないはずです。
それなのに異常に低料金のプランがあった場合、なにかデメリットがあると思っていただいた方が良いです。
そのデメリットがあなたの許容範囲でしたら問題ないのですが、絶対に許せないものだった場合は選択ミスということになります。
そういう意味でも、ご自分のスマホの使い方の把握は重要だと言えます。
次の章では、あなたにピッタリの格安SIMを見つけていただくために、ランキング情報をご紹介しますが、月額料金だけでは順位を決めておりません。
キャンペーンのご紹介は行っている場合もありますが、ランキングとしては対象外にしてます。
あなたにピッタリの格安SIMを選ぶポイントを理解していただきましたので、選ぶための情報である各種ランキング情報をご紹介していきます。
でもその前に、本サイトのランキングに関する基本的な考え方を3つほどお伝えさせて下さい。
順位付けする際には、料金や回線速度、オプションの数など、具体的な数値を基準にして行います。
ですが、ランキング内では、それらの数値以外の情報も合わせてご紹介しております。
上の方でも軽くふれましたが、大手キャリア3社の設備をレンタルして携帯電話会社を経営している点では、どのMVNOも同じです。
ただし当然ですが、設備のレンタル料金などの投資金額は各社異なっています。
利用者がふり向いてくれるようなサービスを、いかにして適切に提供してくれるかが勝負になってくるのです。
ですので、あなたにピッタリのMVNOは、単純に月額料金の安さなど、一つの数値で決まらないことになります。
よって、本サイトでおすすめランキングをご紹介する場合は、順位付けは具体的な数値で行いますが、必ずその他の評価ポイントも合わせて掲載します。
その他の評価ポイントは以下のとおりです。
MVNOの品質の違いを判断する材料として利用できるものを選んであります。(ランキングの種類によっては省略する場合があります)
電話プランの種類 | 通話向けオプション | MVNOでんわ有無 |
ネット回線品質 | データ容量の種類 | 速度切替(高速/低速) |
データ容量繰越 | データシェア | バースト転送機能 |
データ容量追加 | データフリー |
MVNOに乗り換える際に、どの回線(docomo回線、au回線、Softbank回線)を利用するかを決めることは重要です。
例えば、今お使いのスマホがそのまま利用可能な場合、新規にスマホを購入しなくて済みますので、端末代金の数万円分のお金が不要になります。
ですので本サイトでは、利用回線別に順位付けしました。
またプランに対する希望内容も多岐にわたると思います。
例えば、以下のような感じです。
などなど
ですので、なるべく評価ポイントを絞って、さらにMVNOのランキングではなくプランレベルまで落として、目的を意識したランキングにしています。
プランレベルまで落としたランキングというのは、例えば、ひとつのMVNOの中で条件を満たしたプランが複数あるといった場合でも、MVNOでひとつにまとめてしまうのではなく、別々に評価するということです。
ランキングの重要な要素である料金は、通常の料金で評価します。期間限定の割引価格(最初の1年は1000円引、特定のサービス加入者は500円引など)などでは比較しません。
条件付きの料金につられることなく比較検討していただきたいためです。
期間限定の割引サービスなどの場合はランキング外の別枠として掲載します。特定条件をキチンと把握された上でご検討ください。
以上3つのポイントでした。
では、あなたもぜひご自分のお悩みや不安を解消して、大満足の格安SIMを見つけてください!
本記事でランキング対象となっているMVNOは以下のとおりです。
OCN モバイル ONE | IIJmio |
mineo | BIGLOBEモバイル |
楽天モバイル | UQ mobile |
ロケットモバイル | DMMmobile |
b-mobile | LINEモバイル |
イオンモバイル | QTmobile |
DTI SIM | ASAHIネット LTE |
NifMo | nuro mobile |
Fiimo | exciteモバイル |
U-mobile |
※順不同です
本サイトでご紹介してますのは、以下のランキングになります。
私がネットや書籍、各種メディアなどから仕入れた様々な情報を公開してます。
普通なら知らなくても何の問題もないマニアックな情報も掲載していますので、そんなの興味ないよ、という記事は遠慮なくスルーして頂いて結構です!
以下が記事一覧になります。