auからの乗り換え時の注意点やau回線が使えるおすすめな格安simをご紹介

※本記事はプロモーションを含みます
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格安SIMに乗り換えるときに、現在お使いのスマホをそのまま使いたいとお考えの方は結構いらっしゃると思います。

現在docomoと契約されている方は、ほとんどのMVNOがdocomo回線を利用可能ですので、基本的にはSIMロック解除無しで乗り換えできると思っていただいて大丈夫です。

SIMロック解除してしまえば、もっと安心できますね。

SoftBankのスマホの場合でも、最近はSoftBank回線を利用可能なMVNOが徐々に増えてきていますので、乗り換えやすくなってきました。

SIMロック解除してしまえば、docomoのスマホ同様に乗り換えやすくなります。

でもauからの乗り換えの場合は、いくつか注意しなければいけない点があります。

その要因となっているのは、auのVoLTE対応SIMです。

本記事では、auのVoLTE対応SIMとはどのようなものなのか、なぜ注意が必要なのか、auのスマホをそのまま利用できる格安SIMはどのMVNOなのか、などについて解説しております。

※auの3Gサービスが2022年3月31日に終了するため、現在(2021年4月)は本サイトの調査対象MVNOではVoLTE対応SIMのみ提供するようになっております。

よって、本記事の内容を考慮する必要はなくなりました。

以下の内容は過去情報としてご利用ください。

VoLTEとは?マルチSIMとは?

auからの乗り換えの注意点についてお話しする前に、重要なポイントである「VoLTE」と「マルチSIM」について説明させて下さい。

高品質の音声通話を実現する通信技術「VoLTE」

VoLTEといいますのは「Voice over LTE」(LTEを利用した音声通話)の略語です。

VoLTEは携帯電話間で音声通話を行うための技術の名称でして、利用者に高品質の音声通話を提供することができます。

VoLTEが登場するまでは、データ通信はLTEを利用して、音声通話は3G(※)で通信していました。音声通話で3Gを利用することは、現在(2020年)もまだまだ現役で行われています。

(※)
3Gといいますのは、LTEより一つだけ古い通信技術でして、LTEよりも一度に送信できるデータ量が少ないです。
3Gの理論的な通信速度は最大14Mbps(下り)なのに対して、LTEは最大150Mbps(下り)と実に10倍もの通信速度が出ます。

VoLTEは、データ通信と音声通話の両方をLTEで行う技術でして、以前よりも音声通話データを通話相手に届けるスピードが向上しているのです。

au回線の場合、2022年3月末で3G通信は使えなくなるため、近い将来の音声通話はVoLTEが当たり前の時代になります。

マルチSIMというMVNO向けのSIM

SIMの大きさには、「標準SIM」と「micro(マイクロ)SIM」、「nano(ナノ)SIM」と3種類あります。

SIMのサイズは、スマホによって決まってまして、主流なのは「nanoSIM」ですね。

格安SIMの申込みを行う場合、使用するスマホに合う形を調べて、契約時に指定します。

もし間違えて申し込んでしまいますと、SIMを変えてもらうことになるために手数料などがかかってしまいます。

最近では、3種類を個別に取り扱うのではなく、利用者が自分でカットして使うSIMがあります。

それが「マルチSIM」と呼ばれているSIMです。

申込み時に大きさを間違えずに済みますので安心ですね。

この「マルチSIM」は、主にau回線を使用するVoLTE対応スマホ向けのSIMとして利用されています。

実はこれが格安SIMでau回線を利用する際の注意点になります。

次章でその注意点を詳しく解説していきましょう。

auからの乗り換え時の2つの注意点

docomo回線とSoftBank回線を利用する上では特に注意する必要はありませんが、au回線を選ぶ場合は、以下の2点にお気を付けください。

(注意点1)au回線でVoLTE対応スマホを使用する場合はマルチSIMしか選ぶことができない

docomoやSoftBankの場合、SIMにVoLTEの対応有無の違いはありません。

スマホがVoLTEに対応しているいないに関わらず、各スマホに合った大きさのSIMを挿せば大丈夫です。

VoLTEが使えるかどうかは、携帯電話会社のほうで判断しています。

前章の最後で「この「マルチSIM」は、au回線を使用するVoLTE対応スマホで利用するSIMとして利用されています。」と書きました。

これはVoLTE対応スマホ用のSIMとVoLTE非対応スマホ用のSIMが別々に存在するという意味です。

つまり、VoLTE対応スマホにはマルチSIMを、VoLTE非対応スマホには従来のSIM(3種類個別に提供されているSIM)を挿す必要があるということになります。

(注意点2)MVNOによってはマルチSIMのみ提供している場合がある

最近、au回線を利用可能なMVNOは結構増えてきましたね。

MVNOに乗り換えても、それまでauで利用していたスマホを使えるかもしれませんので、その場合は新しいスマホを購入せずに済んでとてもお得になります。

ここで、MVNOとはいえau回線を使うのだからと、よく調べもしないで申し込んでしまいますと、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性があるのです。

au回線を利用可能なMVNOには以下のとおり大きく2種類あります。

  • VoLTE対応スマホ用のSIM(マルチSIM)のみ提供している
  • VoLTE非対応スマホ用と対応スマホ用の両方のSIMとも提供している

au回線でVoLTE対応スマホ用のSIMのみ提供しているMVNOにネットから申込んだ場合、SIMの選択をする段階で「音声通話SIM」か「SMS付データ通信SIM」(※)しか選択肢が出てこない場合が多いです。

(※)auのデータ通信用SIMはSMS機能が標準で付きます

この段階で深く考えずに先に進んで申込んだ場合、「マルチSIM」が送られてきてしまいます。

あなたがお持ちのスマホがVoLTE対応でしたら問題ないのですが、非対応だった場合はスマホは使えなくなることに・・・。

この場合はSIMを変更することになってしまいまして、手数料と届くまでに日数が余計にかかってしまいます。

このような事態にハマらないようにするためにも、auのSIMの仕様やあなたのスマホのVoLTE対応について把握するとともに、申し込む前に必ず各MVNO公式サイト内の「動作確認機種」をチェックしましょう。

これはau回線を利用する場合に限ったことではなく、docomo回線やSoftBank回線を利用する場合でも念のために確認するようにしてください。

あと、auのVoLTE対応スマホの場合はSIMロック解除を行うことをお忘れなく。

MVNOで利用するのはau回線なのですが、VoLTEを利用する場合はSIMロック解除が必要です。

au回線が利用可能なMVNO一覧(提供SIMの種別付)

下の表は、au回線を利用可能なMVNOの一覧になります。

auのVoLTE通信に対応したSIMのみ提供を行っているMVNOは、「提供SIM」の列で区別できるようにしました。

「マルチSIM」: auのVoLTE通信に対応したSIMのみ提供
「両方」: VoLTE非対応スマホ用と対応スマホ用の両方のSIMを提供可能

MVNO名 提供SIM
IIJmio マルチSIM
イオンモバイル マルチSIM
BIGLOBEモバイル マルチSIM
ロケットモバイル マルチSIM
nuro mobile マルチSIM
mineo 両方
QTmobile 両方

本記事のために調査を行った対象MVNOは以下のとおりです。

※順不同です

まとめ

現在auのスマホを使ってるかたが、そのスマホを使ってMVNOに乗り換える際の注意点についてご理解いただけましたでしょうか。

まずは、お使いのスマホが「au VoLTE」に対応しているか確認しましょう。

もし「au VoLTE」に対応しているのであれば、au回線を利用可能なMVNOでしたらどこでも大丈夫なはずです。

SIMロックを解除することをお忘れなく。

「au VoLTE」に対応していない場合は、前の章に書きました「提供SIM」が両方となっているMVNOを選びましょう。

でも私としましては、良い機会ですのでVoLTE対応のスマホに買い替えることをおすすめします。

あと数年でVoLTE非対応のスマホは使えなくなってしまう運命ですし、いずれはSIMも含めて交換しないといけなくなります。

でしたら、今のうちに変えてしまえば安心、という意味です。

ただし、数年後に新しいスマホが欲しくなって、結局買い替えてしまうことになる可能性もありますが。

とはいいましても、スマホを新しく買い替えても、今お使いのスマホを使うにしても、格安SIMにすれば3大キャリアよりも月額料金が安くなるのは同じです。

安心してMVNOに乗り換えるお手伝いができましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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