史跡巡り(北九州) 東田第一高炉跡

史跡
東田第一高炉跡の全景

 東田第一高炉は、官営八幡製鐵所の操業と共に利用が始まった高炉です。

 現地にありますのは、それまでの高炉を大型化して新たにつくられたものでして、1962年から1972年まで実際に使われていました。

 官営八幡製鐵所の旧本事務所などが世界遺産に認定されましたが、東田第一高炉跡は操業当時のオリジナルではないために世界遺産とはなりませんでした。

 でも世界遺産級と言える施設「東田第一高炉跡」を一度はご覧になってみてはいかがでしょうか。

 本記事では、東田第一高炉跡の見どころなどをご紹介しております。

訪問日:2019年11月上旬

東田第一高炉跡のここがポイント!

 東田第一高炉跡のおすすめポイントなどをいくつかご紹介します。

ここがポイント!
  • 普段なにげなく目にしている鉄の製造工程がわかる
  • 鉄の原料を溶かす溶鉱炉の中を見ることができる
  • 高炉跡地でのんびりと過ごすスペースが用意されている

 各ポイントを順に解説していきます。

普段よく目にしている鉄の製造工程がわかる

 現地には鉄の製造過程をわかりやすく解説している案内板が各所にあります。

 でも東田第一高炉跡の最も良いところは、なんといいましても実物を間近で見れることですよね。

 例えば、高炉の中で鉄鉱石をドロドロに溶かして・・・、といわれてもイメージできないと思いますが、現地で実際に使用されていた施設を見ることでリアルさが増します。

 全体像をつかみやすくするために、ミニチュア模型もありますので、ぜひご覧いただければと思います。

東田第一高炉跡のミニチュア

鉄の原料を溶かす鉱炉の中を見ることができる

 実際に使用されていました高炉は、中をのぞけるようになっています。

 <写真を撮り忘れました!大失態・・・>

 側面は白い耐火レンガが敷き詰められていました。

 表面がキレイでしたので、たぶん老朽化対策などで新しいレンガを敷き直しているんだと思います。

 底には真っ黒い鉱物らしきものが積もっていました。

 ここが1000℃以上になって鉄鉱石などの鉄の原料が溶かされていたんですね。

高炉跡地でのんびりと過ごすスペースが用意されている

東田第一高炉跡の休憩所

 階段を上がって2階部分に色々な案内板がありまして、その下の1階部分にはテーブルとイスが用意されています。

 お弁当を持参してゆっくりされるのも良いかもしれませんね。

東田第一高炉跡とその周辺の解説

 JRスペースワールド駅周辺には、昔は八幡製鐵所の工場が立ち並んでいました。

 しかしその後、戸畑地区への工場集約や規模縮小などにより、多くの敷地は遊休地になってしまいました。

 その敷地には現在、大型ショッピング施設や博物館などが建てられていまして、多くの買い物客や観光客などで賑わいをみせています。

 東田第一高炉跡は、そのような近代化が進む地域に残り続けています。

 東田第一高炉跡の周辺マップです。

 マップ内のポイントを順に説明していきます。

① 東田第一高炉跡

 上の地図を見ますとよくわかりますが、東田第一高炉跡は北九州都市高速5号線のすぐ脇にあります。

 ですので、都市高速をご利用の際に車からちょっとだけ見ることができます。

 なんだろうあれは、と思われていた方もいらっしゃるかもしれませんね。

 ぜひ現地でご覧になってみてください。

② 官営八幡製鐵所の旧本事務所(世界遺産)

 東田第一高炉跡から歩いて10分ほどの場所にあります。

 建物は遠目からしか見ることができませんので、ちょっと残念ですよね。

 でも現地の案内板や解説員の方の説明は勉強になりますのでおすすめです。

③ 北九州イノベーションギャラリー

 東田第一高炉跡の道路を挟んで反対側にあります巨大なカマボコのような建物が北九州イノベーションギャラリーです。

 イベントや展示会などのスペースとして利用される施設なのですが、産業技術などの図書や映像資料などを閲覧するライブラリー、デジタル工作体験ができるデジタル工房、自由にくつろげるオープンスペースなどもあります。

 企画イベント以外は基本的に無料で開放されていますので、お気軽にご利用いただければと思います。

東田第一高炉跡の情報

名称東田第一高炉跡
読み方ひがしだだいいちこうろあと
場所福岡県北九州市八幡東区東田二丁目
料金無料
種類史跡
指定市指定史跡
アクセス
(車)
北九州市立いのちのたび博物館の北西方面の有料駐車場
料金:確認中
アクセス
(公共)

JR:スペースワールド駅から徒歩5分(約500m)

西鉄バス:バス停「いのちのたび博物館」から徒歩5分
(約500m)

略歴

1901年 東田第一高炉火入れ

1972年 東田高炉廃止

備考 

さいごに

 普通なら老朽化で取り壊しになりかねないところを、史跡として保存してくださってとてもありがたいですね。

 現在の北九州市があるのは八幡製鐵所のお陰といっても過言ではないと思います。

 その象徴的な施設がいつまでもこの場所で残り続けるといいですね!

 最後までお読みいただきありがとうございました!

(参考)
東田第一高炉跡 現地案内板
北九州市公式サイト
Wikipedia(日本製鉄八幡製鉄所)

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