本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「動き」カテゴリの「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックを、実例付きで分かりやすく解説しております。
「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックは、スプライトが壁に跳ねかえるようにするためのものです。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「動き」の「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロック 動作内容とオプション(Scratch3.0)
まずは基本的な動作や指定可能なオプションをご紹介します。
基本動作
- スプライトが壁にぶつかったらスプライトは壁に跳ね返って止まる
- 跳ね返る角度はスプライトが壁にぶつかったときの向きで決まる
- ブロックが実行された際にスプライトが壁に触れていなかったら何も起こらない
個々の項目に関しましては次章で解説します。
ブロックの形状はスタックブロックです。
ブロックの上下に色んなブロックを重ねられます。
指定可能なオプション
「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックは、指定可能なオプションをもっていません。
「動き」の「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックの主な使い方(Scratch3.0)
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
スプライトが壁にぶつかったらスプライトは壁に跳ね返って止まる
「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックをスクリプトエリアに置いてください。
これだけですと、もちろんスプライトは動きませんので、壁にぶつかることもなく意味がありません。
スプライトを動かすために「○歩動かす」ブロックを「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックの上にくっつけます。
初期値の10歩でもよいのですが、実験ですのでちょっと多めの「50」をセットしましょう。
入力が終わりましたら、ブロックをマウスでクリックしてみましょう。
クリックする場所は数字の入力欄以外でお願いします。
タブレットの場合はブロックをタップします。
ステージ内のスプライトが現在向いている方向に少しだけ進みました。
壁にぶつかるまでクリックしてみてください。
壁にぶつかったらクルっと反対の方を向きましたね。
たぶんスプライトがそのまま反転する動きを予想されていた方がいらっしゃると思います。
そのまま後ろをパタンと向くようにしたい場合はスプライトの回転方法を設定することで実現可能です。
これはスプライトの回転方法を設定するブロックの「回転方法を◇◇にする」の解説記事で説明させてください。
跳ね返る角度はスプライトが壁にぶつかったときの向きで決まる
「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックで跳ね返る角度は、スプライトが壁にぶつかったときの「入射角」によって決まります。
つまり「反射の法則」で壁に跳ね返ったあとの向きが決まることになります。
ブロックが実行された際にスプライトが壁に触れていなかったら何も起こらない
スプライトが壁に触れていない状態で「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックを実行してもなにも起りません。
※この状態で「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックをクリックしても変化なし
スプライトをマウスでクリックしたまま移動させて、壁にくっつけた状態にします。
この状態で「もし端に着いたら、跳ね返る」ブロックをクリックしますとスプライトは反対方向を向きます。
まとめ
スプライトに動きを与えてあげますと印象がガラッと変わります。
動きカテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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