防災の対策マニュアル「第五回 自助-災害に備えるために本当に必要な防災用品やグッズ、備蓄品 Part1」

 

 前回は、防災の基本的な考え方である「自助」「共助」「公助」の中の「自助」について、避難所生活の体験談のまとめ、と題して書かせていただきました。

 

 今回は、災害に備えるために本当に必要な防災用品やグッズ、安全対策について考えてみようと思います。

 

 これまでは、災害発生時や避難時、避難所の行動や注意点について書いてきました。

 しかし、それぞれの場所や状況で思い通りの行動が出来なかったり、危険個所が多数存在しますと、身を守れる確率も大幅に減っていきます。

 

 災害を無事乗り切る可能性を少しでも高めるためには、なんといっても事前の準備が大切になってきます。

 

 本記事では、災害発生時や避難時、避難所の行動や注意点を振り返りながら、それぞれのポイントでどのような事前準備を行えば良いかについて考えていきたいと思います。

 

 また、どのくらいの量を備蓄するかという課題や、それぞれの品物の品質もかなり重要な課題です。

 安いものを買ってしまうと、結局すぐ壊れて使えなかったり、使いたい機能の使い勝手が悪かったりということが多々あるそうです。

 

 本記事がお考えになるキッカケになれば幸いです。

 

 

災害発生時のための事前準備

 まずは災害が発生した場合に行った方がよい行動や、あった方がよいグッズのご紹介です。

 

ヘルメットなど頭を守る道具

 災害時には、場所や状況などに関係なく、頭を守ることが大切です。

 よって、身近な場所にヘルメットなどを備え付けておけば安心です。もしバイクのヘルメットがあるのでしたら代用できますね。

 

 ヘルメットが無い場合は、座布団や枕など、なにか頭を守れるものを日頃から見つけておきましょう。

 

 おすすめヘルメット 

 

 

 防災用のヘルメットの選び方やその他のおすすめヘルメットにつきましては、別記事「後悔しないために本当に必要な防災用品やグッズの選び方(ヘルメット編)」をご参照ください。

 

棚などの転倒防止や家電・書籍などの転落防止

 部屋にある背の高い棚には、転倒防止や中身の散乱防止の対策を行った方が安全です。

 

 転倒を防止するためには、棚を壁や柱に固定する方法や、天井と棚の間に突っ張り棒を入れる方法などがあります。

 また、棚の底の前面に詰め物をして、棚を少しだけ後ろに傾かせる方法も有効だそうです。

 

 テレビやハードディスクレコーダーなどの家電は、本体と置き場所との接地面に滑り止めを置く方法が有効です。

 

 棚扉が開くと中身が散乱してしまいますので、扉をロックする道具で勝手に開かないようにする方法があります。

 また、本棚などは、棚の各段の前面に、紐や細いパイプなどを付けると落下防止になります。

 本の落下抑制テープというものもあります。

 

厚手のスリッパや靴

 災害後は、場合によってはガラスや瓦礫などが散乱して、裸足のまま歩くのは困難な状況になることがあります。

 特に深夜に発生したときには大変です。

 

 そんな状況でも歩けるように、厚手のスリッパ、可能でしたら靴が近くにあると良いと思います。

 

眼鏡

 いつも眼鏡を利用されている方は、就寝時はケースに入れて手の届くところに置くようにした方が安心できます。

 

 コンタクトを利用されている方も、防災の観点から眼鏡を準備された方がより安心できるでしょう。

 予備として安めの眼鏡を購入しても良いのではないかと思います。

 

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災害が一旦収まってから避難するまで

 災害が一旦収まった後の行動や、その後の対応時にあった方がよいグッズのご紹介です。

 

笛-助けを呼ぶ道具

 運悪く部屋に閉じ込められたリ、負傷して動けなくなってしまったりした場合には助けを呼ぶ必要があります。しかし、状況によっては大声が出せない場合もあるかもしれません。

 そんな時に重宝するのが笛です。少ない息で大きな音が出るものが良いですね。

 サイレンを鳴らす装置なども便利ですが、音を鳴らすものは原始的なもののほうが、壊れたり、電池切れの心配をしなくて良い分安心できると思います。

 

懐中電灯

 災害はいつ発生するかわかりませんので、懐中電灯などの照明は必ず準備しましょう。

 主な使用目的は、辺りの状況を確認することですので、普通の懐中電灯で大丈夫です。

 

 出来れば各部屋に1つ常備しておくと安心です。

 

 ガス漏れなどの危険がありますので、ろうそくやライターなどは控えましょう。部屋の照明も点けないほうが安全です。

 電線のショートなどにより火花が出て危険な場合があります。

 

 点ける場合は、ガス漏れなどの危険が無いことが確認できてからにしましょう。

 

 手持ち以外にヘッドライトも最低1つは準備することをお勧めします。両手が空くことはとても重要です。

 出来たら人数分準備した方が良いです。

 

ブレーカー自動OFF対応やガスの自動遮断装置の確認

 避難する場合は、家を出る前に、各家電のスイッチを切ったり、ブレーカーを落とすようにお伝えしましたが、状況によってはどちらも出来ない可能性があります。

 家が倒壊してしまった場合や留守にしていた場合などです。

 

 このような場合でも、地震を検知してブレーカーを自動的に切る装置を備え付けていれば安全の度合いが増します。

 

 製品としましては、業者に依頼が必要な本格的なものから、個人で取り付け可能な簡易的なものまで、多くの商品があります。

 中には粗悪品もあるようですので注意が必要です。

 

 ガスに関しましては、ほとんどの場合自動遮断装置が付いているようですので、ガス会社に事前に確認しておきましょう。

 

医薬品-怪我などの応急処置

 一般的な救急箱は各家庭に1セットはあると思います。

 もし無い場合は、防災の観点からぜひ1セットは常備することをお勧めします。

 

 災害時に怪我をしても、病院に行けなかったり、救急車を呼べなかったりと、平常時と同じようにはいかない場合があります。

 

携帯電話やスマートフォン、及びバッテリー(連絡や災害速報入手の手段)

 これは言うまでもないですね。

 連絡手段だけでなく、災害速報などの情報入手手段としても使えます。メールで災害速報を受け取れるサービスもありますのでご利用ください。

 

 但し、バッテリー切れになってしまいますとおしまいですので、日頃から常にバッテリーは満タンにしておくように心掛けましょう

 

 またUSB端子付きの外部バッテリーも準備しておくと安心です。充電ケーブルもお忘れなく。

 

多機能ラジオ(連絡や災害速報入手の手段)

 防災にとても重要なことの一つに、正しい情報(災害速報)の入手があることは別記事でご紹介しました。(SNSなどのネットの情報はデマの場合がある)

 

 その手段としまして、テレビやラジオなどの公共放送は非常に有効です。

 

 テレビは本体の損傷やアンテナの破損などで見れない可能性がありますので、ラジオを準備しましょう。

 

 ラジオ単体でも良いのですが、最近は手回し発電やソーラー充電、ライトなど色々な機能が1つになった製品が数多く発売されてます。

 

 中でも手回し発電は状況によってはかなり重宝するようです。

 発電性能に関しては製品によって差がありますので購入時にご確認ください。

 

筆記用具

 紙とペンは、どんな場面でもあって損することはないと思います。

 

 避難する場合は、玄関の扉や門などに、行先をメモした紙を貼っていくと、後日安否を確認しに来た知り合いの方などに行先を知らせることが出来て便利です。

 

 メモ帳は、水に濡れても書けたり破れたりしないものがとても便利です。

 ペンも油性のものを準備しておきましょう。

 

マルチツール

  これは十徳ナイフとかサバイバルツールとか呼ばれているものでして、ナイフやドライバーややすりや栓抜き、のこぎりなどなど、様々な道具が使えるというものです。

 

 マルチツールが無くて出来なくても諦めてしまえば良いのですが、持っていた場合にはとても大きな仕事をしてくれます。

 値段はピンキリですが、安物ですと使い勝手が悪かったり、すぐ壊れてしまうようなものもありますのでご注意ください。

 

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まとめ

 災害が発生してから避難するまでの間に本当に必要な防災用品やグッズ、安全対策について書いてきました。

 

 非常持出品や備蓄品などの防災グッズも大事なのですが、最も危険な災害発生時から避難するまでの間にあった方が良い防災グッズもとても重要です。

 災害発生時から避難するまでの行動や事前の備えは、素早さ、確実性、正しい判断力などが求められます。

 そのためには事前の訓練がなによりも大事だと考えます。

 

 また、実際に災害を想定して訓練を行うことにより、必要な防災グッズの質や量、機能などの問題点・改善点などが出てくることもあります。

 

 ぜひ年に一度はご家族で避難訓練を行い、反省会などを行うことをお勧めします。

 

 本記事が防災用品やグッズの選択に少しでもお役に立っていただければとてもうれしいです!

 

「第五回 自助-災害に備えるために本当に必要な防災用品やグッズ、備蓄品 Part1」を終わります。

次回は、
第五回 自助-災害に備えるために本当に必要な防災用品やグッズ、備蓄品 Part2
です。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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