あなたの今のスマホ利用料金は高いと思いますか?

 ご家庭をお持ちの方だとしたら、ご家族みなさんで2,3万円くらいはスマホ利用料金として支払っているのではないでしょうか。

 

 モバイル環境に特化した市場調査会社のMMD研究所によりますと、2017年のデータですが、実に85%以上の方が「利用料金が高いと思っている」という結果が出ています。

 

 もし月1万円でも節約できたとしたら年間12万円貯まることになりますので、年1回は家族でリッチな国内旅行に行ける額になってしまいますね。

 

 あなたは「格安SIM」という言葉をお聞きになったことありませんか?

 スマホの利用料金を格安にできるというものですね。

 

 言葉は聞いたことあるけど、内容を詳しく知らないし、仕事が忙しくて詳しく調べる暇もないからよく分からない、といったとこでしょうか。

 

 スマホ利用料金が安くなると言われている「格安SIM」ですが、実は「誰がどのような使い方をしてもみんな安くなる」というものではありません。

 でも、「格安SIM」のことをちゃんと理解して、ご自分に合っている「格安SIM」を利用すれば、誰でもスマホ代を安くすることができるのです。

 

 本記事をお読みになることで、「格安SIM」のことを理解できて、「格安SIM」があなたに合っているかが判断できるようになります。

 

 もしあなたが「格安SIM」でスマホ利用料金を安くすることができる方でしたら、年1回のご家族で行く国内旅行代をゲットできるかもしれません!

 

 本記事はかなり量が多いですので、お暇な時にお読みいただければ幸いです。

 また、メカに弱い方や年配の方でもご理解いただけるように書いているつもりです。

 

 

 

「格安SIM」とは?「格安SIM」を手に入れる方法は?

 

 言葉は聞くけど中身は良く分からない「格安SIM」。いったいどんなものなのでしょう。

 「格安SIM」について解説する前に、「SIM」について説明します。

 

「SIM」とは?

 「SIM」といいますのは、スマホの中に入っている小さな薄いカードのことです。

 

私のスマホのSIMをちょこっと引き出したところです

キャリアauのSIMです

裏はこんな感じです

 

 あなたがお使いのスマホの中にももちろん入っています。

 機種によって「SIM」が格納されている場所は異なりますので、どこに挿してあるかは取扱説明書やネットなどでご確認ください。

 

 「SIM」は情報を記録することができます。記録されている主な内容は以下のとおりです。

  • SIMカード1枚ごとに割り当てられている識別番号(ICCID)
  • あなたの電話番号(MSISDN)
  • スマホや携帯電話の所有者に割り当てられる国や事業者などを識別できる番号(IMSI)

 

 ご存知かもしれませんが、携帯ショップなどでスマホ本体を購入しただけでは、電話したりネットを見たりすることはできません。

 あなたの情報が記録されたSIMカードをスマホにセットして、あなた固有の情報を読込ませることで、「あなたのスマホ」として使えるようになるのです。

 

豆知識

SIMは単なる情報記録媒体のように記述しましたが、実は記憶領域を持った超ミニコンピュータなのです。でもSIMを理解する上で、単なる記憶媒体としてお考えになって特に問題はございません。

 

「格安SIM」とは? 「格安スマホ」とは?

 「格安SIM」もSIMです。

 

 3大キャリアから購入したスマホにも各社のSIMが入っていますが、「格安SIM」は、3大キャリアではなく、MVNO(エムブイエヌオー)と呼ばれる携帯電話会社と契約することで入手することができます。

 「格安」が付いているから3大キャリアのSIMより情報をいっぱい記録できないとか、壊れやすいなどといったことは全くなく、同じSIMです。

 

 「格安」という言葉は、3大キャリアと比べて利用料金を格安にできる、という意味で使用されています。

 

 MVNOと契約して入手した「格安SIM」をあなたのスマホ(※)やMVNOから購入したスマホに挿すことで、「格安スマホ」として利用できるようになります。

 

(※)あなたのスマホに挿して利用するためには、SIMロック解除という操作が必要な場合があります。SIMロックにつきましては後述します。

 

 つまり「格安スマホ」といいますのは、「格安SIM」を挿すことで格安で利用できるようになったスマホのことなのです。

 

 「格安スマホ」と言葉だけ聞いた感じですと、中古や数年前の型落ちのスマホをかき集めて売っているなどということを想像される方もいらっしゃるようです。

 たしかに、そういう場合もありますが、スマホ本体の値段と「格安スマホ」は直接関係はありません。

 

 超高性能の高価なスマホも「格安スマホ」として利用することが可能です。

 

「格安SIM」関連用語集

MVNO

3大キャリア以外の携帯電話会社で、3大キャリアの回線設備を有償で借りて運営する形態の会社を指します。

MNO

3大キャリアであるdocomo、au、SoftBankを指します。自前で回線設備を保有している会社です。

MVNE

MNOとMVNOの間に入って、MNOから借りた回線設備を自社の技術を含めてMVNOに提供する会社を指します。

技術力やノウハウの無い会社は、自社の力だけではMVNOを運営することは困難ですので、MVNEの支援を受けることで事業を行うことができるのです。

MVNEの中にはMVNOとして携帯電話事業を行っている会社もあります。

 

豆知識

代表的なMVNOとその運営会社を7社ほど挙げさせていただきます。

MVNO 運営会社
楽天モバイル 楽天
mineo 関西電力グループ会社
OCNモバイルONE NTTグループ会社
UQモバイル auのグループ会社
IIJmio IIJ(インターネット接続サービスの先駆け会社)
BIGLOBEモバイル BIGLOBE(インターネット接続サービスの老舗)
イオンモバイル イオングループ会社

 

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なぜ「格安SIM」だとスマホ利用料金を格安にすることができるのか

 

 「格安SIM」がスマホ利用料金を格安にすることができることの解説の前に、比較のために3大キャリアが高いのはなぜなのかについて説明させていただきます。

 

3大キャリアの料金が高い理由

 3大キャリアは3社とも巨大企業ですので、人件費なども巨額なのですが、それ以外にも多額の出費や投資を行っています。

 

① 3大キャリアは代理店に多額の報奨金を支払っている

 あなたは3大キャリアの名前が付いたショップ(docomoショップやauショップなど)に行ってスマホを契約したと思います。また、なにか困ったときはショップに行って相談したことがあると思います。

 

 あのショップの店員さんはどこから給料をもらっているかご存知ですか?

 3大キャリアの社員さんや契約社員、バイトなどだろうから、3大キャリアの会社からですか?

 

 実は全国にあります3大キャリアのショップはほとんどが代理店なんです。つまり3大キャリアとは全く関係ない別会社が経営しています。

 ですのでショップの店員さんは、3大キャリア以外の会社から給料をもらっているのです。

 

 例えば、ご近所にdocomoショップが3件あったとしましても、3件とも別会社の場合がありえます。ショップによって応対が異なったりすることもたまにあります。

 

 もちろん3大キャリアの直営店や系列店もありますが、数えるほどしかありません。ほとんどが代理店です。たとえばauの直営店は全国でわずか12店(2018年10月時点)でした。au公式サイトで確認できます。

 

 代理店は「新規契約」を勝ち取りますと3大キャリアの会社から多額の報奨金(インセンティブ)をもらえます。また、3大キャリアが指定する特定のオプションを付けてもらうと、これまた報奨金の対象になったりするのです。

 

 ショップから割引クーポン券などをもらったことはありませんか?

 そういったサービスはショップによって独自に行っている場合があります。お客さんに多少のサービスをして得した気分にさせる一方、ショップ的にはマイナスになるのですが、3大キャリアからの報奨金は、多少のマイナスを簡単に挽回できるくらいの額だそうです。

 

 代理店への報奨金は3大キャリアが支払っているというところがポイントです。

 

② 3大キャリアは全国にアンテナや通信設備の投資を行っている

 最近スマホがつながりにくかったことってありますか?

 一昔前はちょっと田舎の方に行くとすぐに圏外になっていたものですが、今はほとんどありません。

 

 近所に見晴らしの良い高層マンションやビルがありましたら、屋上を見てください。

 ちょっとカッコイイ形をしたアンテナが立っていませんか?

 田舎の方に、周りの風景とちょっと不釣り合いな低めの鉄塔があって、そのテッペンにアンテナがありませんか?

 

 3大キャリアの各社は、全国の隅々まで電波が行き渡るように、日々アンテナや通信機器などを増設しています。

 そのために必要になる金額はハンパない額だそうです。3社の年間の設備投資額の合計は軽く1兆円を超えるそうです・・・。

 

 当たり前ですが、その多額の設備投資額は私たちの利用料金からまかなわれているんですよね。

 

 他にも多額の出費はあると思いますが、分かりやすいものを2点ほど挙げさせていただきました。

 

 簡単に図にしましたのでご覧ください。

 図内の黒いお金の袋は支払ってマイナスになったことを意味します。青いお金の袋は支払うお金を表しています。

 

 キャリアのスマホをお持ちの方は、ちょこっと得したように見えてもゴッソリとキャリアに支払っているんです。

 

 設備投資は私たち利用者にとっては、スマホやガラケーがつながりやすくなるのでとてもありがたいことですよね。

 

 でも代理店への報奨金に関してはちょっと疑問が残りませんか?

 スマホが実質0円とか、お得なプランを今なら格安でという感じで、代理店にうまいこと乗せられて得した気分で契約したとしても、結局は高額な利用料金で吸い取られてしまっているんですよね。知らぬうちが花かもしれませんが。

 

 でも3大キャリアにしてみれば、激安でスマホを提供したり、いろんな割引サービスをして契約してもらったとしても、すぐに解約や他の携帯電話会社に変えられては困ります。

 そうならないための仕組みとしてSIMロックと複数年縛り契約があるのです。

 

 これについて簡単に説明させて下さい。

SIMロックと複数年縛り

 利用者に割引サービスや低価格でスマホを提供して契約してもらったとしても、短期間で解約されたり他社に変更されてしまっては、3大キャリアとしては儲けがなくなってしまいます。

 

 ですので、簡単に解約したり他社に変更できにくくするために考えられたのが、SIMロックや複数年縛りの契約です。これ以外にも、低価格で手に入れたスマホの転売をやりづらくするという目的もあります。

 

 SIMロックといいますのは、スマホ本体に自社以外のSIMを使えなくするためにロックする(鍵をかける)ことです。

 

 例えば、docomoで購入したスマホはdocomoのSIMでしか利用できません。スマホに鍵がかかった状態になっているのです。

 他社に変更する場合はまた高価なスマホを購入するしか方法がないのです。

 

 国としてもこれを問題視(自由競争ができにくくなる)しまして、2015年にSIMロックを解除できるようにしました。総務省が主体です。

 

 SIMロックを解除したスマホ、もしくは最初からSIMロックされていないスマホのことをSIMフリースマホと呼びます。

 

 複数年縛りの契約は良くご存知ですよね。例えば2年契約することで利用料金が割引になり、途中で解約したり他社に変更する場合は違約金を徴収する仕組みですね。

 こちらもなかなか途中で辞めづらくて嫌な仕組みですよね。

 

 近年では、この複数年縛りは法律に抵触する可能性があるとかで、こちらも総務省主体で無くなる方向に動いているようです。

 

「格安SIM」の利用料金が安い理由

 では本題に入らせていただきます。

 

 「格安SIM」の利用料金が安い理由を以下に挙げてみました。

  1.  MVNOは自社でスマホ用のアンテナや設備を持っているわけではなく、3大キャリアのアンテナや設備を有償で借りている
  2.  3大キャリアのように莫大な数の代理店を持たない、もしくは持っていても小規模
  3.  MVNOの運営会社は大会社が多いが、MVNOの運営自体は3大キャリアと比べて規模が小さいため、人件費などの経費は少ない

 

 このように、膨大な設備投資や維持費、代理店への莫大な報奨金を支払っている3大キャリアと比較した場合、明らかにMVNOのほうが少ない投資額で運営できるのがお分かりになると思います。

 

 このような理由によりまして「格安SIM」を利用することで、電話をかけたり、ネットを利用したりすることが、3大キャリアより安い料金で可能になるのです。

 

 でも、冒頭でも書かせていただきましたが、スマホ利用料金が安くなるとは言いましても「誰がどのような使い方をしてもみんな安くなる」というものではありません。

 

 もし「格安SIM」でも3大キャリアと全く同じようにスマホが利用できるとしたら、3大キャリアはたぶん、単なる電話やネット回線のレンタル業者になってしまいますよね。

 

 携帯電話を利用する方によっては、3大キャリアの方が合ってる方もいらっしゃいます。

 

 つまり、「格安SIM」にはメリットばかりではなくデメリットがあり、3大キャリアにもメリット・デメリットがあるのです。

 

 「格安SIM」のメリットに満足できる方は、月々のスマホ利用料を格安にすることができます。満足できない方は、3大キャリアのデメリットに我慢しつつ利用し続けるしかないのです。

 

 では、「格安SIM」にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。次の章でご説明します。

 

 スマホ利用料金を安くできるかは、以下の章で決まります!

 

「格安SIM」や「格安スマホ」のメリット・デメリットを知る

 

 「格安SIM」や「格安スマホ」には、キャリアと比較した場合、メリット・デメリットがあることは少し前に軽く説明しました。

 

 デメリットといいましても、もしかしたらあなたにとっては全く問題無いこともあるかもしれません。また、回避策によってデメリットではなくなることもありえます。

 「格安SIM」を選ぶ際にとても重要なポイントになりますので、しっかりとご確認されることをおすすめします。

 

 また、本章の後半には「格安SIM」や「格安スマホ」が向いている人・向いていない人についても書いております。ご参考になさってください。

 

「格安SIM」や「格安スマホ」の5つのメリット

 メリットは以下のとおりです。

  1.  月額料金の安さ
  2.  2年縛りの契約が無い会社が多い
  3.  料金プランは自分に合ったものを選びやすい
  4.  複数枚のSIMを入手しやすい
  5.  3大キャリアの回線を選べる

 

 メリットについて個別に解説していきます。

 

1. 月額料金の安さ

 安さの理由は「「格安SIM」の利用料金が安い理由」の章でお伝えしましたとおりです。

 

 でも安い安いと言葉だけでお伝えしても実感がわかないと思いますので、実際の料金を見てみましょう。

 

 ためしに以下の条件で3大キャリアと比較してみます。

通話プラン 5分以内通話かけ放題
データプラン 5GB/月

 

 まずは3大キャリアのdocomoの場合です。

通話プラン カケホーダイライトプラン 1700円
データプラン パケットパック 5GB 4000円
spモード 300円
合計 6000円

 

 合計6000円ですね。ちなみに、この料金は2年契約の場合です。

 

 他のキャリアもほぼこのくらいの金額になります。

 

 ではMVNOの場合を見てみましょう。MVNO業界では中堅どころのイオンモバイルの場合です。イオンモバイルはショッピングモールのイオンが運営しているMVNOになります。

通話プラン 音声6GBプラン 1980円
オプション 10分かけ放題 850円
合計 2830円

 

 イオンモバイルは5GBのプランがありませんでしたので6GBのプランにしました。5分かけ放題プランもありませんでしたので、10分かけ放題プランを選択しました。

 それなのにイオンモバイルでは、合計2830円ですみます。なんと半額以下になってしまいます。

 

2. 2年縛りの契約が無い会社が多い

 3大キャリアのスマホを使う場合、2年縛りはみなさん利用しますよね。そんなにコロコロと携帯電話会社を変えることはありませんので、基本料金が半額になるというのは大きいです。

 

 とはいいましても、他の携帯電話会社で凄くお得な新プランが出たらとても気になりませんか? でも2年縛りがあるので自分には関係ないと諦めてますよね。

 

 MVNOは、電話をかけられるプランの場合、違約金が発生する期間は、ほぼ全てのMVNOで最初の1年です。中には半年で大丈夫なMVNOもあります。

 

 また、自動継続ということはなくて、決められた期間使えばいつでも違約金なしで解約することができます。

 中には2年縛りを採用しているMVNOもありますが、数社程度です。

 

 さらに、電話が不要な方で、データ通信だけ利用される場合は、いつ解約しても解約金は発生しない会社がほとんどです。契約月はダメで翌月以降ならいつでも解約できるというMVNOが何社かあります。

 

 3大キャリアの2年縛りに嫌気がさしている方にとりましては、とても良い仕組みですね。

 

3. 料金プランは自分に合ったものを選びやすい

 MVNOの料金プランはとてもシンプルな場合が多いです。

 

 料金プランを決める際の流れは基本的に以下のようになります。

① 音声通話(電話)は使用するか、データ通信だけで良いか

② データ通信だけの場合、SMS機能(※)は必要か

③ 音声通話のオプション(かけ放題プランや一定時間定額プランなど)を決める

④ データ通信容量を決める

⑤ その他、MVNOで用意されている便利なオプションを必要に応じて追加する

(※)SMS機能とは「ショートメッセージサービス」のことでして、相手の電話番号当てに短いメッセージを送れる機能です。最近は認証(あなた本人を確認する手段)機能としても利用されています。

 

 3大キャリアのように、複数年契約したら割引とか、あるオプションを付ければ割引などといった利用者を悩ませるような仕組みを採用しているMVNOはほとんどありません。(何社かはあります)

 

4. 複数枚のSIMを入手しやすい

 SIMって普通はひとり1枚で十分ですよね?

 

 でも、SIMを使いこなしているとても詳しい方々の中には、複数枚のSIMを便利に、そしてお得に使いこなしている方々がいらっしゃるんです。

 

 例えば、スマホに通話用のSIM、個人用タブレットにデータ通信用のSIM、家族みんなで使う共用タブレットにもう1枚データ専用のSIMを挿して、3枚のSIMをデータ容量をシェアさせて使う、ということも普通にできてしまいます。

 

 1台に2枚のSIMを挿せるスマホというスグレモノもあります。

 1枚は通話プランがお得なSIMを、もう一枚はデータ通信がお得なSIMを挿して、それを切り替えて使うことができます。1枚のSIMを使うよりお得だったりするんですよね。

 

 同じことを3大キャリアで行おうとすると、かなりの金額になってしまいます。

 

 また、将来的にはIoT(もののインターネット。車や家電などなんでもインターネットにつなげようという考え方)が発展していくと予想されていまして、その際は格安SIMが大活躍しそうな感じなのです。

 

5. 3大キャリアの回線を選べる

 「格安SIM」が登場した頃は、選べる回線はdocomoだけでした。

 その後au回線が使えるようになりまして、最近SoftBank回線が登場し始めています。

 

 最初はdocomoだけだったのには訳がありまして、単純にMVNOに提供する設備のレンタル料が一番安かったからです。一番高いのはSoftBankです。

 

 年々3大キャリア各社の設備レンタル料金は安くなってきていまして、ようやくSoftBank回線の金額もMVNO各社が手が出せるくらいになってきました。

 

 というわけで、人気のあるMVNOは使えるキャリア回線を増やしつつあります。

 利用者にとりましてはとても嬉しい状況ですね。

 

 3大キャリアを使っている分には、他のキャリア回線を使いたくなったら、MNP移籍(※)するしかなかったのですが、複数回線を利用可能なMVNOの場合は回線変更やプラン変更するだけで済みます。

 

 複数のSIMを入手してスマホやタブレットなどを別々のキャリア回線で利用することも簡単にできてしまいます。

 

(※)MNP移籍とは、モバイルナンバーポータビリティのことでして、携帯電話会社を変えても電話番号を変えずに移れるサービスのことです

 

「格安SIM」や「格安スマホ」の8つのデメリット

 「格安SIM」のメリットをお読みになった方は、「そんなにお得で便利なんだ。知らなかったあ」とお思いになる方がいらっしゃる反面、「絶対なんか裏があるな。そんなにうまい話しばかりのはずがあるもんか」とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。

 「裏がある派」の方はちょっとだけ正解です。といいますか別に「裏」ではありませんが、当然デメリットはあります。

 

 もしデメリットが無くて、3大キャリアよりお得なものが3大キャリアより安かったら、日本の携帯電話業界は大混乱してしまいますよね。

 

 冒頭やちょっと前にも書きましたので繰り返しになりますが、「格安SIM」は「誰がどのような使い方をしてもみんな安くなる」というものではありません。

 

 これからご紹介しますデメリットを回避できそうにない方は、「格安SIM」をお選びにならないほうがよいかもしれません。

 

 ではご紹介します。

 

  1.  キャリアメールなどキャリア独自サービスが利用できなくなる
  2.  「格安SIM」は通話プランが得意ではない
  3.  家族やグループ間の無料通話が無い
  4.  3大キャリアに比べて対面サポートが受けづらい
  5.  支払い方法がクレジットカードのみのMVNOがほとんど
  6.  LINEでID検索ができない
  7.  格安SIMを使うためのスマホの設定をご自分で行う必要がある
  8.  データ通信速度が遅くなる場合がある(遅くなることがほとんど)

 

 以下で個別に解説していきます。

 

1. キャリアメールなどキャリア独自サービスが利用できなくなる

 キャリアメールとは、3大キャリアでもらえる携帯用メールアドレスのことです。

 docomoでしたら「@docomo.ne.jp」、SoftBankでしたら「@softbank.ne.jp」などが付いたメールアドレスですね。

 

 スマホをMVNOに変更した場合、もちろんキャリアメールは使えなくなります。

 

 MVNOでスマホを利用する場合のメールアドレスは、MVNOからもらえるメールアドレスか、MVNOがメールを提供していない場合は、ご自分でフリーメール(Gmailなど)を利用してメールアドレスを取得する必要があります。

 

 Androidのスマホをご利用されるおつもりの方は、スマホの初期設定時にGmailが必要になりますので、そのGmailアドレスをスマホのメールアドレスとして利用することも可能です。

 

 携帯メール全盛期のころは、ほとんどの方がキャリアメールを使って連絡をとり合っていましたが、最近はみなさんLINEなどのSNSを主にお使いになっていると思います。

 ですので、キャリアメールを持っている必要性は以前より薄れてきているのではないでしょうか。

 

 とはいいましても、一部では、お子さんの学校の連絡網がキャリアメールのみだったり、3大キャリアの携帯電話をお持ちのご高齢の親御さんとの連絡に使っていたりと、キャリアメールが必要な場面もまだまだ残っているのも事実です。

 

 スマホの初期設定ではフリーメールなどは拒否するようになっているんですよね。

 これは迷惑メール対策として効果のある設定ですので、簡単に変えられない部分でもあります。

 

 早くキャリアメールに縛られない世の中になって欲しいものです。

 

2. MVNOは通話プランが得意ではない

 

 まず初めにお話ししますが、MVNOは通話プランが得意ではない、といいますのは、通話の品質が悪いという意味ではありません。例えば、MVNOは実はIP電話を使っていて、品質を落として安くしている、ということは全くありません。

 3大キャリアと同等の普通の電話回線を使っています。

 

 3大キャリアで、電話をかけた分だけ支払うプランを選ぶ方はあまりいらっしゃらないと思います。ほとんどがかけ放題プランや一定時間定額プランなどを選んでいるのではないでしょうか。

 

 MVNOにもかけ放題プランは用意されています。でもキャリアのように24時間かけ放題のプランはありません。

 1回の通話が5分や10分以内でかけ放題というMVNOが多いですね。

 

 以前は楽天モバイルが24時間かけ放題できるプランを用意していたのですが廃止になりました。

 

 スマホで月に何時間も電話をかける方の場合、1回10分以内の通話でしたら良いのですが、それ以外の方はMVNOに変えると3大キャリアよりスマホ利用料金が高くなってしまうでしょう。

 

 でも、スマホで長時間電話をかける方というのは少数派だと思います。

 LINEなどのSNSを利用される方が増えたことによって、昔よりも圧倒的に電話をかける場面は減っているのではないでしょうか。

 

 そういう意味で、多くの方にとって、MVNOの通話プランが苦手という点は、意識して利用すればそれほど問題にならないのではと思います。

 

※実はIP電話を定額で24時間かけ放題のプランを提供しているMVNOはあります。でも料金や品質のことを考えますと、私個人としましてはおすすめしません。

 

3. 家族やグループ間の無料通話が無い

 3大キャリアには、家族間や同じ携帯電話会社同士の場合に通話料が無料になるプランが用意されていますが、MVNOにはそのようなプランはありません。(2018年10月現在)

 

 MVNOのIIJmioに「誰とでも10分以内、家族間(※)は30分以内かけ放題」のプランが定額でありますが、あってもその程度です。

(※)ひとりが複数枚のSIMを契約して、それを家族で利用する場合

 

 たしかにMVNOは通話プランに弱いかもしれません。

 

 でも考えてみてください。

 電話をあまりかけない方やかけても10分以内で通話が終わる方にとりましては全く問題ないんですよね。

 

 弱点を理解して使えばそれほどデメリットにはならないと思います。

 

4. 3大キャリアに比べて対面サポートが受けづらい

 3大キャリアは全国にショップという名の代理店がありますので、そこでサポートを受けることができます。

 

 代理店の店員さんは、それぞれのキャリアが行っているスキル資格認定制度などを利用して訓練を行っている方もいらっしゃるので、良い人や良い代理店に当たれば素晴らしい対面サポートを受けることができるでしょう。

 

 ショップの待ち時間が長すぎるという不満を耳にすることが多いですが、スマホに詳しくない方に取りましてはとても安心できますよね。

 

 ではMVNOはどうかといいますと、業績を伸ばしているMVNOはショップを持っていることが多いです。

 

 業界2位(2018年3月MMD研究所調べ)のmineoは、全国に11店舗の直営店を持ってまして、ぞくぞくと新店舗が増えています。直営店以外にも、mineoサポート店として、家電量販店やパソコンショップなどと協力して利用者のサポートを行っているようです。

 

 楽天モバイルは直営店のほか、キャリアと同様に代理店を展開してまして、さらに家電量販店やパソコンショップなどにもサポート窓口を開設しています。

 

 イオンモバイルは、全国のイオンモール全てとはいきませんが、200店舗以上のイオンモール内に窓口を持っているそうです。全国に店舗を構えているイオンはさすがに強いですね。

 

 3大キャリアの代理店の数とは比べ物になりませんが、MVNOもサポートに力を入れてきています。

 

 ネットや電話でしかサポートを受けられないイメージのあるMVNOですが、最近は結構気軽に対面サポートが受けられるMVNOが増えつつあるようです。

 

5. 支払い方法がクレジットカードのみのMVNOがほとんど

 3大キャリアは普通に口座振替ができますが、MVNOで口座振替が可能なのは少数派です。

 口座振替が可能な場合も、手数料が必要だったりと条件があったりしますので、クレジットカードが必要と思っていただいた方がよろしいかと思います。

 

 例えば楽天モバイルは、クレジットカードや口座振替、楽天スーパーポイントでの支払いも可能です。ただし、口座振替の場合は手数料が毎月100円かかります。「格安SIM」の利用料金の額から見ると100円というのは目立ちますよね。

 

 また、BIGLOBEモバイルやmineo、QTモバイルといった、運営会社がインターネット接続サービスを提供している場合は、そのサービスに加入している場合のみ口座振替が可能です。

 

 やはり、MVNOはクレジットカードが必要と思っていただいた方がよろしいかと思います。

 

 ちなみに、基本的に契約者本人のクレジットカードが必要なのですが、イオンモバイルのように本人以外のクレジットカードでの支払いが可能なMVNOもあります。

 

6. LINEでID検索ができない

 LINEに友達を登録するとき、ID検索機能を使用して行うことがありますよね。離れているお友達を登録する場合にも便利です。

 

 3大キャリアのスマホでしたら当然利用できるこの機能が、MVNOのスマホですと利用できないのです。

 

 ID検索機能を利用する場合は、事前に年齢認証を行う必要があります。18歳未満にID検索機能を使わせないためですね。

 MVNOでは年齢認証を行うことができないために、結果としてID検索機能が使えないのです。

 

 こんなところにもキャリア縛りが潜んでいたんですね。

 

 ちなみにLINEが運営しているLINEモバイルの場合は年齢認証が可能ですので、ID検索機能が使えます。自社のサービスですので使えて当たり前ですよね。

 

 でも、ID検索機能を利用できなくても友達を登録することは可能です。

 

 LINEにお詳しい方はすぐ分かると思いますが、自分のQRコードや専用URL、PC版のLINEを利用する方法というものもありますね。

 

 多少は不便になってしまいますが、「格安SIM」ですので納得できるレベルではないでしょうか。

 

 ID検索がないと絶対嫌だとおっしゃる方は、LINEモバイルにすれば大丈夫です。

 

7. 格安SIMを使うためのスマホの設定をご自分で行う必要がある

 スマホにSIMを挿したあとに、最初だけですが初期設定が必要になります。

 これはMVNOのSIMだからというわけではなく、3大キャリアのスマホを使う場合でも必要な設定です。

 

 そんな設定やったことも見たことも無い、とおっしゃる方は正しいです。

 3大キャリアの場合は、スマホを契約した後、受け取るまでの間に、ショップの店員さんが行ってくれていたのです。

 

 MVNOの場合はご自分で行う必要があります。

 

 もちろん、MVNOで初期設定のサポートは行ってくれますので、どうしても分からない方はサポート窓口にご相談ください。

 

8. データ通信速度が遅くなる場合がある(遅くなることがほとんど)

 一番やっかいなデメリットを最後にご紹介します。

 

 私はMVNO利用者ですが、実はこのデメリットを逆にメリットと考えて契約しました。使い方や考え方しだいでメリットになると私は考えます。

 

 「MVNOはデータ通信速度が遅くなる場合がある」を説明する前に、3大キャリアとMVNOのデータ通信設備の違いについて解説させてください。

 

 まず3大キャリアですが、データ通信設備は以下のようになっています。

 スマホからアンテナを経由して、キャリアの通信設備を経由して、太い線でインターネットに接続しています。

 

 では「MVNOはデータ通信速度が遅くなる場合がある」について説明させていただきます。

 図をご覧ください。

 スマホからアンテナを経由して、キャリアの通信設備を経由するところまでは同じですが、そこからMVNOの設備を経由してインターネットに接続しているのがお分かりになると思います。

 MVNOからインターネットへの接続に関しましては、太い回線を利用しているところが多いようです。

 

 MVNOは3大キャリアの通信設備を有料でレンタルして運営していることはすでにお伝えしました。

 

 図内に「ここの部分の回線の細さがネック」と書いてある箇所がありますが、この部分の回線を、MVNOは3大キャリアから借りています。

 

 回線のレンタル料をいっぱい払うと、回線が太くなりまして、結果としてMVNOのデータ通信はより高速になります。

 でも、その分の費用のツケは当然利用者がかぶることになるんです。

 

 あまり太くしすぎても利用料金が高くなって利用者が集まらないし、細すぎてもネットが遅くて集まらないという感じでして、MVNOの腕の見せ所なんですよね。

 

 という訳でして、MVNOはどうしても3大キャリアよりデータ通信は遅くなってしまうのです。

 

 このデメリットですが、ちょっと前に書きましたように私はメリットとして考えています。

 

 それは、私にとって3大キャリアの回線は太すぎる(高速すぎる)ということです。

 

 私は動画や携帯ゲームなど高速回線が必要なアプリを使用する場合はWifiがあるところで利用しています。つまり3大キャリアやMVNOの回線設備は使っていません。

 

 MVNOの回線設備を使ってデータ通信を行う場合は、屋外でLINEなどのSNSやネット検索で調べ物をするときだけです。ネット検索で調べ物をする場合、画像などの読み込みに多少時間がかかる場合はありますが、MVNOの回線速度でも十分です。

 

 もうひとつだけ、ちょっと難しいお話になりますが、MVNOには回線速度切替機能(速度の高速・低速をいつでも切り替えられる)のサービスを行っている場合があります。

 低速の場合は、契約しているデータ容量の対象外になるのです。

 

 これは3大キャリアには無い機能です。

 

 インストールしているアプリによっては、使っていないときでも勝手に通信している場合がありまして、3大キャリアの場合はその通信も高速回線を使っています。

 

 MVNOの回線速度切替機能を利用することで、そういった通信を全て低速で行うようにできるのです。

 

 これらのことを考えますと、私には3大キャリアの高速回線は必要ないと判断しました。

 同じようなお考えをお持ちの方はきっといらっしゃると思います。

 


 

 いかがでしたか?

 あなたは「格安SIM」でお得になりそうですか?

 

 メリット・デメリットに書かせていただいた内容が「格安SIM」に変えるか変えないかの重要なポイントですので、これまでのことを整理する意味で、次の章であなたが「格安SIM」に向いているか、むいていないかをチェックしてみましょう。

 

「格安SIM」や「格安スマホ」が向いている方・向いていない方

 

 まずは「格安SIM」や「格安スマホ」が向いている方からご説明します。

 

「格安SIM」や「格安スマホ」が向いている方

 

ひと月の通話時間の合計が1時間40分以下の方

 一般的には、通話時間が短い方のほうがMVNOに向いているのですが、より具体的にイメージをつかんでいただくために、分岐点となる金額を示してみたいと思います。

 

 1回の通話が短くて回数の多い方は、10分以内かけ放題というプランをご利用になればとてもお得です。

 

 ですので、ここではひと月に電話をかなり使う方で、1回の通話時間も長い方をモデルとして考えてみます。

 

 3大キャリアには24時間かけ放題プランがありますよね。一番安くて月額2700円です。

 分かりやすくするために、データ通信料金は考えないことにします。

 

 MVNOの通話プランは700円程度です。

 

 24時間かけ放題プランはほとんどのMVNOで取り扱っていませんので、3大キャリアの24時間かけ放題プランとの差額2000円で、「格安スマホ」でどのくらいの時間通話できるかを境界点とします。

 

 MVNOでは独自の電話サービスを行っているところが結構あります。例えば、mineoですと「mineoでんわサービス」という独自の電話がありまして、30秒10円で利用できます。

 通常、携帯電話の料金は30秒20円ですので半額になりますね。

 

 30秒10円で計算しますと、2000円では100分通話できることになります。

 

 よって、ひと月に100分=1時間40分の通話時間の場合はMVNOの方がお得ということになりますね。

 

 ひとつの目安としてご利用ください。

 

データ通信を使うのはLINEやGoogle検索で調べ物をする程度の方

 お若い方は動画やスマホゲームなどでデータ通信量や高速通信が必要になると思いますが、中年以降になってきますとそれほどデータ容量や通信速度というのは求めなくなってきませんか?

 

 もしそうだとしますと、MVNOが向いているかもしれません。

 3大キャリアの場合は、事前にデータ容量を決めて使いますよね。そのデータ容量を使い果たしてしまった場合は、通信速度が128kbpsという低速に制限されてしまいます。

 

 MVNOの場合は事前にデータ容量を決めるプランが多いですが、低速通信で容量無制限のプランもあります。

 

 事前にデータ容量を決めるプランも、MVNOのデメリットの「8. データ通信速度が遅くなる場合がある」のところでも少しふれましたが、回線速度切替機能があるMVNOの場合、必要な場合のみ高速で通信して、それ以外の時は低速に設定することでデータ容量を節約することができます。

 

 また、低速時の通信速度も200kbpsと3大キャリアの低速よりも実は速いんです。

 

 しかも、バースト転送という、通信が始まって最初の少量データを高速で通信できる仕組みを持っているMVNOもありますので、低速通信をいかにうまく使うかということも、MVNOを利用する上でのポイントとなります。

 

 この200kbpsという速度なのですが、LINEなどのテキストベースのSNSや画像の少ないホームページ程度でしたらストレスなく利用できるくらいの速度です。

 

ご自宅にWifiを利用できる環境をお持ちの方、公共の無料Wifiを利用しやすい方

 MVNOのデータ通信は3大キャリアに比べて遅くなる場合が多いのですが、Wifiを使っている分には、当然「格安スマホ」でも高速で通信できます。

 

 データ容量が多くて高速通信が必要な場合はWifiの環境で行えば良い訳ですね。

 

 Wifiが利用しやすい方はMVNOの方がおすすめです!

 

3大キャリアのサポートをほとんど利用しない方やスマホに詳しい方

 MVNOは3大キャリアと比べてサポート面で劣っているのはたしかですが、元々サポートに頼らなくて良い方にとっては、サポートが手厚くなくてもたいして問題にならないはずです。

 

 サポートが無いと不安な方でも、お近くに詳しい方を見つけてしまえば良いと思います。

 

 あなたのお子さんやお友達でもよいですし、甥や姪をつかまえてもよいですし、ご自分でサポート窓口を作ってしまいましょう!

 

「格安SIM」や「格安スマホ」が向いていない方

 では最後にMVNOが向いていない方についてです。

 

3大キャリア並みの手厚いサポートが必要な方

 サポートが無いと不安で仕方ないけれども、諸事情でどうしても身内でサポート窓口を作れない方、MVNOのサポートが信用できない方などは、仕方がありませんね。

 

 MVNOのサポートは、業績がもっと上向けばサポート窓口もサポートの質も良い方に向かっていくと思いますが、まだまだこれからでしょうか。

 今後に期待です。

 

 本サイト「格安SIM道しるべ」も民間の汎用サポート窓口になれるように頑張りたいですね。なにかご要望いただければ実現していきたいと思っています。

 

 

ご自宅にWifi環境が無くてネットで動画やゲームなどをよく利用される方

 動画やネットゲームなどを良く利用される方は、高速で安定した回線が必要になります。

 

 ですのでMVNOの回線では結構つらいと思われます。

 

 ご自宅で動画やオンラインゲームなどをよくやられるのでしたら、Wifiを利用できるようにするために、なんとか光回線を契約したいところです。

 WiMAX回線という選択もありますね。

 

外出先でもネットの使用頻度が高くデータ通信量の多い方

 外出先でネットの使用頻度が高い方は、たぶんビジネスマンの方が多いのではないでしょうか。

 

 データ通信量も多くて、素早い対応も必要になると思いますので、MVNOのデータ通信より、3大キャリアの高速で安定したデータ通信のほうがよろしいのではないでしょうか。

 

3大キャリアの独自サービスが必須な方

 3大キャリアの独自サービスといいますのは、例えば以下のものを指します。

  • キャリアメール
  • キャリア決済サービス
  • ポイント制度
  • 独自コンテンツ(auの場合はスマートパスなどで利用できるサービスなど)
  • 公共の場でのキャリアが運営する無料Wifi

などなど。

 

 同様のサービスでしたらMVNOにもあるのですが、3大キャリア独自のサービスでないと困る場合もあったりするんですよね。

 学校用の連絡網でキャリアメールしか使えないのも、LINEのID検索が使えないのもその一例です。

 

 3大キャリアがお好きで利用するならよいのですが、縛りがあることが理由でMVNOの変えられないのはダメです。本当に止めてほしいですね。


 

 こんなとこでしょうか。

 

 向いていない方でも、現在のキャリアスマホやガラホの契約内容を見直してみることを強くおすすめします。

 

 特にデータ容量は、直近で実際に利用したデータ容量を確認してみましょう。契約しているデータ容量を使い切れていない場合は、すぐにプラン変更をご検討ください。

 

最後に

 専門機関による世論調査を見ていますと、現在3大キャリアをお使いの方の中には、まだまだ「格安SIM」に向いている方がたくさんいらっしゃるような印象を強く受けました。

 

 その方々が「格安SIM」に踏み切れないのは、「良く分からないから」、「信じられないから」といった「格安SIM」に関する認識不足が原因だと思います。中にはキャリア縛りのせいで変えたくても変えられない方もいらっしゃいますね。

 

 「格安SIM」に変更して年間数万円節約できた方々は、実際にかなりの数いらっしゃるのに。

 

 最後になりますが、非常に長くなってしまいました本記事の内容をまとめたいと思います。

  • スマホの中にはSIMという小さなカードが入っており、SIMにはあなたを識別するための情報が記録されている
  • SIMをスマホに挿すことによって、「あなたのスマホ」になる
  • 「格安SIM」とはMVNOと契約することでもらえるSIMである
  • MVNOは3大キャリアの通信設備(アンテナなど)を借りて事業を行っている
  • MVNOは3大キャリアと比べて投資額がとても少ないため利用料金を安くできる
  • MVNOにはメリット・デメリットがあるので、誰でもどんな使い方でも格安になるわけではない
  • MVNOのデメリットに問題ない方は「格安SIM」がおすすめです!

 

 MVNOのことが分かってきますと、ご自分が「格安SIM」に向いているかが分かるいうこともありますが、あなたのスマホを使い方を見直すキッカケになる、ということもあるんですよね。

 

 現在の使い方はMVNOに向いていないかもしれないけど、使い方を変えられるところは変えてみることで「格安SIM」でいけるようになるかもしれません。

 

 本記事をお読みになって「格安SIM」に向いていなかったとしても、数千円を勉強代としてかかってはしまいますが、2か月程度データ専用プランを試してみるというのも手かもしれません。

 

 長文になってしまいまして申し訳ございませんでした。

 本記事を最後までお読みになっていただいて本当にありがとうございました!

 

 あなたの「格安SIM」デビューのお役に立てればこんなにうれしいことはありません。

 

 本記事は格安SIMの入門編として作成しましたが、初級編として「格安SIMを徹底解剖!データシェアやバースト転送、データ容量無制限も!」という記事もあります。

 格安SIMで使えるおすすめな機能をご紹介しております。

 

 MVNOの「格安SIM」や色々なプランを比較・検討される場合は、本サイト「格安SIM道しるべ」をご利用いただければ幸いです。