docker infoコマンドの使い方(実例で解説)

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 本記事はDocker ver24.0.7の環境で確認しています。

 このコマンドは、Docker環境のシステム情報を出力することが可能です。

 表示されるシステム情報には、起動中のコンテナ数やストレージドライバの詳細情報、DockerホストのOS情報など、広範囲な内容が出力されます。

docker infoコマンドのフォーマットとオプション

フォーマット

docker info

主なオプション一覧

オプション概説
なし

コマンド例

$ docker info

docker infoコマンドの主な使い方

 以下で実例をまじえたコマンドの使い方を解説していきたいと思います。

基本事項の解説

 docker infoコマンドは、物理サーバにインストールされているdockerシステム全体に関する情報を出力します。

 OSの種類やバージョン、搭載メモリ量、ストレージ量などはもちろんのこと、全Dockerイメージ数や実行中コンテナ数、ストレージドライバの種類とバージョンなど、細かな情報も出力されます。

 現状把握をするために利用可能な情報が含まれているかもしれませんので、システムトラブル発生時には有効だと思います。

Docker環境のシステム情報を出力する

 以下のコマンドを実行しますと、Docker環境のシステム情報が出力されます。

$ docker info

 例えば、64bitのCPUを搭載したパソコンで、Ubuntu 18.04にDockerをインストールした環境では、以下のような内容が出力されました。

Client: Docker Engine - Community
 Version:    24.0.7
 Context:    default
 Debug Mode: false
 Plugins:
  buildx: Docker Buildx (Docker Inc.)
    Version:  v0.11.2
    Path:     /usr/libexec/docker/cli-plugins/docker-buildx
  compose: Docker Compose (Docker Inc.)
    Version:  v2.21.0
    Path:     /usr/libexec/docker/cli-plugins/docker-compose
  scan: Docker Scan (Docker Inc.)
    Version:  v0.23.0
    Path:     /usr/libexec/docker/cli-plugins/docker-scan

Server:
 Containers: 1
  Running: 0
  Paused: 0
  Stopped: 1
 Images: 4
 Server Version: 24.0.7
 Storage Driver: overlay2
  Backing Filesystem: extfs
  Supports d_type: true
  Using metacopy: false
  Native Overlay Diff: true
  userxattr: false
 Logging Driver: json-file
 Cgroup Driver: systemd
 Cgroup Version: 2
 Plugins:
  Volume: local
  Network: bridge host ipvlan macvlan null overlay
  Log: awslogs fluentd gcplogs gelf journald json-file local logentries splunk syslog
 Swarm: inactive
 Runtimes: io.containerd.runc.v2 runc
 Default Runtime: runc
 Init Binary: docker-init
 containerd version: 3dd1e886e55dd695541fdcd67420c2888645a495
 runc version: v1.1.10-0-g18a0cb0
 init version: de40ad0
 Security Options:
  apparmor
  seccomp
   Profile: builtin
  cgroupns
 Kernel Version: 5.15.0-91-generic
 Operating System: Ubuntu 22.04.3 LTS
 OSType: linux
 Architecture: x86_64
 CPUs: 1
 Total Memory: 3.821GiB
 Name: xxxxx
 ID: xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx
 Docker Root Dir: /var/lib/docker
 Debug Mode: false
 Experimental: false
 Insecure Registries:
  127.0.0.0/8
 Live Restore Enabled: false

※一部修正してます

 主な値を説明します。

Containers

 存在する全コンテナ数、及び実行中(Running)、一時停止中(Paused)、停止中(Stopped)の各々のコンテナ数が出力されます。

Images

 存在する全イメージ数が出力されます。イメージ数には中間イメージ(Dockerイメージを構成する各イメージのレイヤー)も含まれます。

 中間イメージはdocker imagesコマンドに「-a」オプションを付けて実行することで表示されます。

 また、docker tagコマンドでタグ付けされたDockerイメージは1つと数えます。

Storage Driver

 Dockerで使用されるストレージドライバ名とその詳細情報が出力されます。

Swarm

 Swarmモードの利用状況が出力されます。

 コマンドを実行したDockerホストでは、Swarmの設定は行っておりませんので、「inactive」と表示されてます。

 Swarmの設定を行っている場合は「active」と表示され、更にNodeIDやSwarmのマネジャーやノードの数など、Swarmの詳細情報が表示されます。

Insecure Registries

 DockerデーモンとDockerクライアント間の通信は、通常HTTPSを利用したセキュアな環境で行われてますが、設定次第では非セキュアな環境での通信が許されます。

 ここには、非セキュアな通信を許可されたネットワークが表示されます。

 その他にも様々な情報が出力されます。

おわりに

 以上でdocker infoコマンドの紹介を終わります。

 ご指摘、ご要望などが御座いましたらコメントいただけるとうれしいです。

 他のDockerコマンドの実例付紹介記事は、本サイト内の別記事「Dockerのコマンドの一覧(オリジナルな実例付き)」をご参照ください。

 ご訪問ありがとうございました!

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