Scratch3.0入門 「演算」の「○と△」ブロック 使い方を実例付きで解説

○と△ブロックの実例

 本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「演算」カテゴリの「○と△」ブロックを実例付きで分かりやすく解説しております。

 「○と△」ブロックは、○に入れた文字列と△に入れた文字列を連結して表示することができます。

 以下でもっと具体的に解説します。

 Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。

 お役に立てれば幸いです。

 Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。

「演算」の「○と△」ブロック 形状とオプション(Scratch3.0)

 始めに、本記事で解説しますブロックの形状と指定可能なオプションについて説明します。

ブロックの形状

 ブロックの形状は値ブロックです。

 ブロックに格納されている値を教えてくれます。

指定可能なオプション

 以下の値を指定できます。

指定する場所
○と△ブロックのオプション
入力方法
手動、値ブロック
指定する内容
任意の文字列や値ブロック
単位
なし
入力する文字種
半角全角OK
備考
特記無し

「演算」の「○と△」ブロックの解説(Scratch3.0)

 本記事で解説する内容や押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  1.  文字列〇と文字列△を連結して表示
  2.  ブロックを入れ子にすることが可能

 具体的な使い方を実例をまじえて解説します。

文字列〇と文字列△を連結して表示

 「○と△」ブロックは、2つの文字列をまとめて1つの文字列にすることができます。

 文字列だけでなく、値ブロックを埋め込むことも可能です。

 ネコスプライトに「こんにちは!」や値ブロックに格納されている値を言わせることは、見た目カテゴリの「○と言う」ブロックなどで簡単にできますよね。

 でも、「今年の西暦は〇」といったような自分で自由に作成した文章に値ブロックに格納されている値を埋め込んで表示することはできません。

 そんな場合に「○と△」ブロックを使います。

 「今年の西暦は〇」とネコスプライトに言ってもらうプログラムを作ってみましょう。

○と△ブロックのプログラム例

 このように「○と△」ブロックを使うことで簡単に実現できます。

ブロックを入れ子にすることが可能

 「今年の西暦は〇」という文章は、「今年の西暦は」と値ブロックの2つをつなげれば完成ですが、「今年は西暦〇年です」の場合は、「今年は西暦」と値ブロックと「年です」の3つをつなげる必要があります。

 そんな場合は、「○と△」ブロックを入れ子にして使うことで解決できます。

※入れ子とは、ある入れ物の中に同じような形状のものを入れる、またそれを繰り返すことです

 ためしに「今年は西暦〇年です」を「○と△」ブロックを入れ子にして作ってみましょう。

○と△ブロックの入れ子

 ブロックを入れ子にする場合は、入れるブロックの左端を入れる場所に近づけて、枠の色が変わったらマウスのボタンを離します。

 できましたら、最初に作成しましたプログラムのネコの発言内容を入れ替えてみましょう。

○と△ブロックを入れ子にした例題プログラム

 「入れ子の入れ子の入れ子」などもできますので、色々試してみてください。

まとめ

 文字列や文章を組み立てて表示するブロックは、利用者と対話するプログラムを作る場合にとても重宝します。

 演算カテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!

 本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。

 よろしかったらご利用ください。

 最後までお読みいただきありがとうございました!

(参考)

Japanese Scratch-Wiki 公式サイト

困ったときはいつもこのサイトを参照しています

コメント