本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「演算」カテゴリの「○>△」「○<△」「○=△」ブロックを実例付きで分かりやすく解説しております。
「○>△」「○<△」「○=△」ブロックは、○の値と△の値を比較して、それぞれの条件を満たすか満たさないかを判断するブロックです。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「演算」の「○>△」「○<△」「○=△」ブロック 形状とオプション(Scratch3.0)
始めに、本記事で解説しますブロックの形状と指定可能なオプションについて説明します。
ブロックの形状
ブロックの形状は真偽ブロックです。
ブロックに書いてある条件を確認します。
指定可能なオプション
以下の値を指定できます。
指定する場所 |
---|
入力方法 |
手動、値ブロック |
指定する内容 |
大きさを比較する値を入力する |
単位 |
なし |
入力する文字種 |
半角数字 |
備考 |
特記無し |
「演算」の「○>△」「○<△」「○=△」ブロックの解説(Scratch3.0)
本記事で解説する内容や押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 「○>△」「○<△」「○=△」ブロックは真偽ブロック
- 「○>△」ブロックは〇の値が△の値より大きいときに真
- 「○<△」ブロックは〇の値が△の値より小さいときに真
- 「○=△」ブロックは〇の値と△の値が等しいときに真
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
「○>△」「○<△」「○=△」ブロックは真偽ブロック
真偽ブロックの「真」と言う言葉は条件を満たすことを示します。反対に、「偽」という言葉は条件を満たさないことを示します。
「○>△」「○<△」「○=△」ブロックは真偽ブロックに分類されまして、条件を満たすか満たさないかを判断するために使用します。
主に制御ブロック(もし◇なら、◇まで待つ、など)に設定する条件として利用されます。
例えば、以下のとおりです。
年齢が20歳未満の場合は断りのメッセージを表示するプログラムです。
この例のように、入力してもらった年齢とチェックしたい値を比較して、条件を満たすか確認するといった使い方をします。
「○>△」ブロックは〇の値が△の値より大きいときに真
「○>△」ブロックの使用例として、以下のようなプログラムを作ってみましょう。
- 期末試験の点数を入力してもらう
- 点数が89点より大きかったら「判定:A」と表示する
プログラムの一例です。
「○<△」ブロックは〇の値が△の値より小さいときに真
最初の例を再度掲載します。
以下の内容のプログラムでした。
- 年齢を入力してもらう
- 20歳より下だったら「お酒は20歳からです」という
- そうでなかったら「どのお酒にしますか?」という
プログラムの一例です。
「○=△」ブロックは〇の値と△の値が等しいときに真
「○=△」ブロックは一番わかりやすいですね。
○の値と△の値が同じ場合に条件を満たします。
算数の計算問題を解いてもらうプログラムを作成してみましょう。
ちなみに正解するとネコスプライトが一回転してくれます。
まとめ
2つの値の比較は、プログラム作りに慣れれば慣れるほど良く利用するようになってくる処理のひとつです。
演算カテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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