本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「イベント」カテゴリの「このスプライトが押されたとき」ブロックを、実例付きで分かりやすく解説しております。
「このスプライトが押されたとき」ブロックは、ステージ上のスプライトがマウスでクリック(スプライトをタップ)されたことを検知するためのものです。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「イベント」の「このスプライトが押されたとき」ブロック 形状とオプション(Scratch3.0)
本記事で解説しますブロックの形状と指定可能なオプションについて説明させてください。
ブロックの形状
ブロックの形状はハットブロックです。
ブロックのかたまりの一番上に置くブロックです。
指定可能なオプション
「このスプライトが押されたとき」ブロックは、指定可能なオプションをもっていません。
「イベント」の「このスプライトが押されたとき」ブロックの解説(Scratch3.0)
本記事で解説する内容や押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 対象のスプライトが押されたら「このスプライトが押されたとき」ブロックの下にあるブロックから処理を開始する
- 姿を隠しているスプライトを押しても反応しない
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
対象のスプライトが押されたら「このスプライトが押されたとき」ブロックの下にあるブロックから処理を開始する
「このスプライトが押されたとき」ブロックをネコスプライトのスクリプトエリアに置いてください。

※どのスプライトのスクリプトエリアなのかは、右上に表示されている薄いスプライトで分かります
動きを確認するために、下に動きカテゴリの「(時計回り)15度回す」ブロックを付けてください。

比較のために、もうひとつスプライトを追加してみます。
スプライトエリア右下のアイコンをクリックしてスプライト一覧を表示します。

「Bear」(熊)を追加してみました。

スプライトエリアで「Bear」のアイコンを選択した後でスクリプトエリアに「このスプライトが押されたとき」ブロックをおきます。
動きを確認するために、下に動きカテゴリの「(反時計回り)15度回す」ブロックを付けてください。

終わりましたら、ステージ内のネコスプライトとクマスプライトをマウスでクリック(タブレットはタップ)してみましょう。
ネコスプライトは時計回りに、クマスプライトは反時計回りに回転します。
姿を隠しているスプライトを押しても反応しない
ネコスプライトのスクリプトエリアに「見た目」カテゴリの「表示する」と「隠す」のブロックを置いてください。

「隠す」ブロックを押してネコスプライトを消してみます。

消した後に、ネコスプライトがあった場所をマウスでクリックしてみてください。
何度かクリックしたあとに「表示する」ブロックを押してネコスプライトを表示させます。

「このスプライトが押されたとき」ブロックは反応しませんので、ネコスプライトは回転してません。
※「幽霊の効果を100にする」ブロックで透明にした場合も同様に反応しません。
まとめ
スプライト個別に指示をだせるブロックはプログラムの操作性を向上させることができます。
イベントカテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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