本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「見た目」カテゴリの「大きさを○ずつ変える」ブロックを、実例付きで分かりやすく解説しております。
「大きさを○ずつ変える」ブロックは、スプライトの大きさを変えるためのものです。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「見た目」の「大きさを○ずつ変える」ブロック 動作内容とオプション(Scratch3.0)
まずは基本的な動作や指定可能なオプションをご紹介します。
基本動作
- スプライトの大きさを指定した数だけ大きく(小さく)する
- 遠近感や膨張、収縮などを表現するときに使える
個々の項目に関しましては次章で解説します。
ブロックの形状はスタックブロックです。
ブロックの上下に色んなブロックを重ねられます。
指定可能なオプション
以下の値を指定できます。
指定する場所 |
---|
(←赤枠部分) |
入力方法 |
手動、値ブロック |
指定する内容 |
大きく(小さく)する量 |
単位 |
%(パーセント) |
入力する文字種 |
半角数字 |
備考 |
マイナスの数値の場合は小さくなる 変化する量はスプライトの大きさ100が基準 |
「見た目」の「大きさを○ずつ変える」ブロックの主な使い方(Scratch3.0)
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
スプライトの大きさを指定した数だけ大きく(小さく)する
「大きさを○ずつ変える」ブロックをスクリプトエリアに置いてください。
入力欄の値は初期値の10のままで大丈夫です。
「大きさを○ずつ変える」ブロックをマウスでクリックしてみましょう。
クリックする場所は数字の入力欄以外でお願いします。
タブレットの場合はブロックをタップします。
ステージ内のスプライトが大きくなりましたでしょうか。
「大きさを○ずつ変える」ブロックをクリックするごとに少しずつ大きくなっていきます。
最初の大きさ
ブロックを10回クリックした後の大きさ
今度は、「大きさを○ずつ変える」ブロックの設定値を「-10」(マイナス10)にしてください。
「大きさを○ずつ変える」ブロックをマウスでクリックしてみましょう。
今度はスプライトの大きさが小さくなっていきますね。
遠近感や膨張、収縮などを表現するときに使える
スプライトエリア内の「大きさ」の値に「10」と入力して画面内のどこかをクリックしてください。
スプライトが米粒ほどに小さくなりました。
「大きさを◇ずつ変える」ブロックに「10」を入力して、続けて何回もクリックしみてください。
スプライトが段々大きくなって、向こうの方からこっちに向かってくるようにみえませんか?
次に、スプライトエリアの右下のアイコンをクリックして、スプライトの一覧から「Balloon 1」を追加してください。
「Balloon 1」を追加します。
スクリプトエリアに「大きさを10ずつ変える」ブロックを置いて、続けて数回クリックします。
風船が膨らんで大きくなっているようにみえますね。
このように、工夫次第で様々な視覚的な効果を作り出すことが可能です。
まとめ
スプライトの見た目を与えてあげますと印象がガラッと変わります。
見た目カテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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