本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「見た目」カテゴリの「表示する」と「隠す」ブロックを、実例付きで分かりやすく解説しております。
「表示する」と「隠す」ブロックは、ステージ上のスプライトを表示したり消したりするためのものです。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「見た目」の「表示する」と「隠す」ブロック 動作内容とオプション(Scratch3.0)
まずは基本的な動作や指定可能なオプションをご紹介します。
基本動作
- 「表示する」ブロックは「隠す」ブロックで隠されたスプライトを表示する
- 「隠す」ブロックは表示されているスプライトをステージ上で見えなくする
- 主に複数のスプライトを場面に応じて表示したり隠したりするために使用する
個々の項目に関しましては次章で解説します。
ブロックの形状はスタックブロックです。
ブロックの上下に色んなブロックを重ねられます。
指定可能なオプション
「表示する」と「隠す」ブロックは、指定可能なオプションをもっていません。
「見た目」の「表示する」と「隠す」ブロックの主な使い方(Scratch3.0)
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
「表示する」ブロックは「隠す」ブロックで隠されたスプライトを表示する
「表示する」ブロックと「隠す」ブロックをスクリプトエリアに置いてください。
まずは「表示する」ブロックをマウスでクリックしてみましょう。
タブレットの場合はブロックをタップします。
ステージ内のスプライトは変化なしですね。
それでは
「隠す」ブロックをマウスでクリックしてみましょう。
表示されていましたスプライトが消えました。
その状態で「表示する」ブロックをマウスでクリックしてみましょう。
消えたスプライトが表示されました。
このように「表示する」ブロックは、「隠す」ブロックで消されたスプライトを表示するために使用します。
また「隠す」ブロックは、スプライトをステージ上に表示されないようにするときに使用します。
「隠す」ブロックは表示されているスプライトをステージ上で見えなくする
「隠す」ブロックは前節の解説で登場しましたので説明は省略します。
このブロックが実行されますと、対象のスプライトはステージ上に表示されなくなります。
でもスプライトが消えてなくなったわけではなく、表示されなくなっただけです。
次のプログラムを作って実行してください。
スプライトはすぐに消えてしまいますが、3秒後に違う場所に現れます。
主に複数のスプライトを場面に応じて表示したり隠したりするために使用する
例えば、プログラムでスプライトが10個あったとします。
プログラムを作るためには、最初にスプライトエリアに登録する必要がありますので、10個選ばなければいけません。
※クローンという機能を使えば1個でもできなくもないですが、制御するのが大変です
もし最初はスプライトを1個しか表示させたくない場合でも、登録したスプライトは全てステージ上に登場してしまいますよね。
そんなときに「表示する」・「隠す」ブロックを使います。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングはスプライト毎に作っていきますので、最初は不要なスプライトは「隠す」ブロックを実行して消してしまいます。
そして、ある条件になったら必要なスプライトで「表示する」を実行するような処理を入れます。
このようにすることで最初は表示したくないスプライトを隠してしまうことができるのです。
まとめ
「表示する」と「隠す」ブロックは、Scratch(スクラッチ)のプログラミングに慣れてくると、無くてはならないブロックになってきます。
見た目カテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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