本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「見た目」カテゴリの「○○と△秒言う」ブロックを、実例付きで分かりやすく解説しております。
「○○と△秒言う」ブロックは、指定した言葉をスプライトに発言させるためのものです。
言葉が書いてあります吹き出しは指定した秒数だけ表示して消えます。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「見た目」の「○○と△秒言う」 動作内容とオプション(Scratch3.0)
まずは基本的な動作や指定可能なオプションをご紹介します。
基本動作
- 指定した文字列を吹き出しに表示する
- 指定した秒数経過すると吹き出しは消える
- 吹き出しはスプライトが言葉を発した形状
- 指定する秒数は吹き出しの言葉を読み終わる時間を基準にする
個々の項目に関しましては次章で解説します。
ブロックの形状はスタックブロックです。
ブロックの上下に色んなブロックを重ねられます。
指定可能なオプション
以下の値を指定できます。
指定する場所 |
---|
![]() |
入力方法 |
手動、値ブロック |
指定する内容 |
吹き出しに表示する言葉 |
単位 |
無し |
入力する文字種 |
半角全角OK |
備考 |
指定する場所 |
---|
![]() |
入力方法 |
手動、値ブロック |
指定する内容 |
吹き出しを表示する時間 |
単位 |
秒 |
入力する文字種 |
半角数字 |
備考 |
小数OK。0以下の場合は表示は一瞬。 実用的に十分大きな数値の入力可能。 |
「見た目」の「○○と△秒言う」の主な使い方(Scratch3.0)
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
指定した文字列を吹き出しに表示する
「○○と△秒言う」ブロックをスクリプトエリアに置いてください。
言葉の入力欄をマウスで1回クリックしてスプライトが発する言葉を入力します。
「ハロー!ワールド!」と入力してみました。

入力が終わりましたら、「○○と△秒言う」ブロックをマウスでクリックしてみましょう。
クリックする場所は入力欄以外でお願いします。
タブレットの場合はブロックをタップします。
ステージ内のスプライトが「ハロー!ワールド!」と言ってくれました。

指定した秒数経過すると吹き出しは消える
上の例では2秒を指定しましたので、吹き出しは2秒経過しましたら消えます。
「10」と入力しますと10秒で消えることになりますね。
試しに「0」を入力して実行したところ、吹き出しが一瞬表示されました。
マイナスの値、例えば「-100」を入力しても同じでした。
また、小数もいけました。四捨五入されることなく、指定した小数値の秒数経過しますと吹き出しは消えます。
指定可能な秒数がちょっと気になりましたので試してみました。
その結果、私のWindows10パソコンでは最大「564788199」まで吹き出しを表示できることを確認しました。
「564788200」以上になりますと「0」を入力したときと同じように、吹き出しが一瞬だけ表示するようになりました。
あくまでも私のパソコン環境での動きです。
吹き出しはスプライトが言葉を発した形状
ステージに表示される吹き出しは、スプライトが言葉を発していることを表す形をしています。

別の「□□と考える」ブロックでは、下の吹き出しが表示されます。吹き出しの下の部分が点々になっているところが異なっていますね。

こちらは「□□と考える」ブロックの記事でご紹介します。
指定する秒数は吹き出しの言葉を読み終わる時間を基準にする
指定した時間が経過しますと吹き出しは消えてしまいますので、最低でも指定した言葉を全て読み終わる時間は指定してあげたほうが親切ですね。
「エイ!」などの掛け声を指定する場合は、表示している時間が長すぎるとリアルさが半減してしまうかもしれません。
短めにしてみてはいかがでしょう。
「0.3」秒など小数がいい感じです。
「ヤ―!」は「エイ!」よりは長めの表示が良いかもですね。
まとめ
スプライトが動物の場合は言葉や鳴き声などを与えてあげますと印象がガラッと変わります。
見た目カテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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