本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「調べる」カテゴリの「現在の○」ブロックを実例付きで分かりやすく解説しております。
「現在の○」ブロックは、現在の日時と曜日を個別に知ることができます。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「調べる」の「現在の○」ブロック 形状とオプション(Scratch3.0)
始めに、本記事で解説しますブロックの形状と指定可能なオプションについて説明します。
ブロックの形状
ブロックの形状は値ブロックです。
ブロックに格納されている値を教えてくれます。
指定可能なオプション
以下の値を指定できます。
指定する場所 |
---|
(←赤枠部分) |
入力方法 |
プルダウンメニュー |
指定する内容 |
現在の日時の年、月、日、曜日、時、分、秒の中からひとつ選択 |
単位 |
なし |
入力する文字種 |
なし |
備考 |
特記無し |
「調べる」の「現在の○」ブロックの解説(Scratch3.0)
本記事で解説する内容や押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 現在の日時と曜日を個別に知ることができる
- 「現在の○」ブロックの値を使って計算してみる
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
現在の日時と曜日を個別に知ることができる
「現在の○」ブロックが実行されますと、現在の日時や曜日などを教えてくれます。
スクリプトエリアに「現在の○」ブロックを置いて、マウスでクリックしてみてください。
プルダウンメニューの値は、初期状態の「年」になっていますね。
現在の西暦が表示されました。
ブロック内のプルダウンメニューを開いて、「曜日」に変更してみましょう。
変更したら、「現在の○」ブロックをマウスでクリックしてください。
月、火のような曜日ではなく、数字が表示されました。
「現在の○」ブロックは、曜日を日曜日を「1」として、月曜日が「2」、火曜日が「3」、間を飛ばして、土曜日が「7」と表示するようになっています。
ですので、「今日は月曜日です」というふうに表示させたい場合は、「現在の(曜日)」ブロックの値が「1」だったら「日」、「5」だったら「木」と変換させてあげる必要があります。
変換するのは、制御カテゴリの「もし◇なら」ブロックを使うと便利です。
このように複数並べて実行すればできます。
下の例のように演算カテゴリの「〇の△番目の文字」ブロックを使いますと、もっとカッコよく作れますが、別記事でご紹介させてください。
「現在の○」ブロックの値を使って計算してみる
「現在の○」ブロックが教えてくれる年月日や時刻などは、数字ですので計算に使えます。
例えば、「時」は24時間方式になっていますので、12時間方式に変換する場合は、以下のようにします。
このように、プログラム内で数字として自由にご利用ください。
まとめ
現在の日時を知ることができるブロックは、日々の生活に便利なプログラムを作成する場合に重宝すると思います。
調べるカテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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