本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「調べる」カテゴリの「マウスが押された」ブロックを実例付きで分かりやすく解説しております。
「マウスが押された」ブロックは、ステージエリア内でマウスがクリックされたかどうかを確認するためのものです。
ステージエリアの外のクリックは検知できません。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「調べる」の「マウスが押された」ブロック 形状とオプション(Scratch3.0)
始めに、本記事で解説しますブロックの形状と指定可能なオプションについて説明します。
ブロックの形状
ブロックの形状は真偽ブロックです。
ブロックに書いてある条件を確認します。
指定可能なオプション
指定可能なオプションはありません。
「調べる」の「マウスが押された」ブロックの解説(Scratch3.0)
本記事で解説する内容や押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- ステージエリア内でマウスがクリックされたことが分かる
- 「マウスが押された」ブロックが実行されたタイミングで確認される
- マウスの左右ボタンは区別できない
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
ステージエリア内でマウスがクリックされたことが分かる
「マウスが押された」ブロックは真偽ブロックですので、ブロックを単独でスクリプトエリアに置いただけでは何もしてくれません。
おもに、制御ブロックに設定する条件として利用されます。
試しに、ステージエリア内をマウスでクリックしたらネコスプライトが「こんにちは!」と言ってくれるプログラムを作成してみましょう。
制御ブロックの「もし〇〇なら」ブロックを使用してプログラムを作成します。
ブロックのどこかをマウスでクリックして実行してみてください。
これですと、実行したタイミングでマウスでクリックされたかを1回確認しただけでプログラムは終了してしまいます。
ですので「こんにちは!」と言わせることはできません。
下のように「ずっと(繰り返す)」ブロックを使用して、マウスでクリックされたかをずっと確認させましょう。
ブロックのどこかをマウスでクリックして実行してみてください。
ステージエリア内をマウスでクリックするたびにネコスプライトが「こんにちは!」と言ってくれるようになりました。
※プログラムを終了する場合はステージエリア上部の赤丸ボタンを押して下さい。
「マウスが押された」ブロックが実行されたタイミングで確認される
「マウスが押された」ブロックは、ブロックが実行されたタイミングでステージエリア内をマウスでクリックしたかを確認します。
ですので、例えば以下のような場合は、マウスでクリックしても「マウスが押された」ブロックは確認できないことになります。
ブロックのどこかをマウスでクリックして実行してみてください。
「○と聞いて待つ」ブロックは、何か入力してEnterキーを押さないとそのブロック部分でプログラムの処理は中断したままです。
「マウスが押された」ブロックは、制御ブロックの「ずっと(繰り返し)」ブロックや「◇まで待つ」ブロックなど、繰り返し処理や条件を満たすまで中断する処理などで使いましょう。
※プログラムを終了する場合はステージエリア上部の赤丸ボタンを押して下さい。
マウスの左右ボタンは区別できない
Windows10で使用するマウスは左右にボタンがあります。
「マウスが押された」ブロックは、この左右のボタンを区別できないようです。
実際に試してみるとわかりますが、左クリックでも右クリックでも同じ動きになります。
ちなみに、右クリックした場合には、Windows10標準のプルダウンメニューが出てしまって邪魔ですね。
まとめ
マウスが押されたことが分かるブロックは、ゲームなどの動きのあるプログラムを作る場合によく利用されます。
調べるカテゴリのブロックの使い方を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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