本記事では、Scratch(スクラッチ)3.0で使える「調べる」カテゴリの「音量」ブロックを実例付きで分かりやすく解説しております。
「調べる」カテゴリの「音量」ブロックは、マイクから入ってくる音の大きさを教えてくれます。
「音」カテゴリにも「音量」ブロックがありまして、そちらはスピーカーから鳴る音の音量を教えてくれます。
以下でもっと具体的に解説します。
Scratch(スクラッチ)のプログラミングを学ぶ上で、個々のブロックの本質を理解することはとても大事なことだと考えます。
お役に立てれば幸いです。
Scratch(スクラッチ)の基本的なことや全般的な内容に関しましては以下の別記事をご覧ください。
「調べる」の「音量」ブロック 形状とオプション(Scratch3.0)
本記事で解説しますブロックの形状と指定可能なオプションについて説明させてください。
ブロックの形状
ブロックの形状は値ブロックです。
ブロックに格納されている値を教えてくれます。
指定可能なオプション
ブロックに指定可能なオプションはありません。
デバイスの使用許可
「調べる」カテゴリの「音量」ブロックを使用するためには、「マイク」デバイスの許可設定が必要です。
初めて使う場合には以下のポップアップウインドウが表示されますので、「許可」を押して下さい。
「調べる」の「音量」ブロックの解説(Scratch3.0)
本記事で解説する内容や押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 「音量」ブロックは現在の音量の設定値を教えてくれる
- 他のブロックに入力する値として利用することができる
- ステージ内に現在の値を表示することができる
具体的な使い方を実例をまじえて解説します。
「音量」ブロックは現在の音量の設定値を教えてくれる
「音量」ブロックをスクリプトエリアに置いてマウスでクリック(タブレットでは指でタップ)してみてください。
数字が表示されました。
この数字は今お使いのパソコンやタブレットのマイクから入っている音の大きさです。
マイクに向かってなにかしゃべりながら「音量」ブロックを押してみてください。
数字が大きくなりましたね。
※数字の値が「0」や「-1」の場合は、マイクが使えるようになっていない可能性があります。パソコンやタブレットの取扱説明書などを参照してマイクが使えるようにしましょう。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、実際には値ブロックはこのような使い方をしません。
値ブロックに格納されている値をプログラム内で利用する際に使用します。
他のブロックに入力する値として利用することができる
基本的に値ブロックは、状況に応じて自由に変化する情報をプログラム内で利用する際に使用します。
「音量」ブロックが使われるのは、音量の値とスプライトの大きさや動きを連動させる場合などに使われます。
例えば下のプログラムは、マイクに入力された声の大きさでネコスプライトの大きさが変わります。
ブロック内のどこかをクリックして実行してみてください。
マイクに向かってなにかしゃべりますと、ネコスプライトが大きくなりましたか?
その他にもアイデア次第で色んな場面で活躍しそうですね。
※プログラムを終了するには、ステージエリア上部の赤丸ボタンを押して下さい。
ステージ内に現在の値を表示することができる
ブロックパレット内にあります「音量」ブロックのすぐ左にチェックボックスがあります。
このチェックを入れますと、入れたブロックの値がステージ内に常に表示されるようになります。
「音量」ブロックにチェックを付けました。
ステージ内左上に値が表示されます。
値が表示されている部分をマウスで右クリック(タブレットの場合は長押し)しますと、表示方法を変えることができます。
また、値が表示されている部分はマウスでドラッグ&ドロップしますと、お好きな位置に移動できます。
常に各ブロックの値を把握したい場合に利用すると便利ですね。
例えば、プログラムを作る過程で、色々値を確認しながら動きを考える場合に使うと良いかもしれません。
複数の値ブロックにチェックを入れた場合、たまに値がステージ内に無い場合があります。
これは値が表示される部分が重なってしまって、下にもぐっているときに発生するようです。
現在ステージ内に表示されている値をマウスで移動させてみてください。
まとめ
音の大きさを把握することが可能な値ブロックは、アイデア次第で面白いプログラムが作れるのではないでしょうか。
値ブロックの役割を理解して楽しいプログラムを作ってみましょう!
本サイトでは他にもScratch(スクラッチ)に関する記事を公開しております。
よろしかったらご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考)
困ったときはいつもこのサイトを参照しています
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