Windowsパソコンで使用されているCPUのメーカーはIntel(インテル)とAMD(エーエムディー)が有名で、世界中のパソコンシェアのほとんどがこの2社のCPUを搭載したパソコンということはご存知だと思います。
IntelはCMで良く見かけますので、知名度が高いですね。
AMDはIntelにくらべますとご存知ない方が多いかもしれませんが、パソコンに詳しい方には大人気のCPUです。
一番の理由は「コスパ」でしょう。他のメーカーの同じ性能のCPUで比較しますと、AMDの方が安いことが多いです。
CPUが安いということは、そのぶんノートパソコンの本体も安くなることが多くなりますので、コスパを重視されてる方にとりましてはAMD搭載のノートパソコンは見逃すわけにはいきません。
特にAMDのRyzen5ブランドは、普段使いのノートパソコンとしてコスパ最高だと思います。
本記事では、普段使いのノートパソコンにはどの程度の機種が良いのか、なぜRyzen5(特に7530U)がおすすめなのかについて解説しております。
後半では、AMDのRyzen5のCPUを搭載した普段使いにおすすめなコスパ最高のノートパソコンをご紹介してますので、合わせてご覧ください。
普段使いに向いているノートパソコンとは
どのようなノートパソコンをご紹介するのか解説する前に、そもそも普段使いというのはどういった使い方のことなのかについてご説明します。
本記事における普段使いとは
本記事でご紹介する普段使い向けノートパソコンの「普段使い」といいますのは、以下のような使い方を想定しています。
- ブラウザによるインターネット閲覧
- 基本的なアプリ(テキストエディタや電卓、メールソフトなど)の利用
- MS-Officeなど一般的なツール類の利用
- 音楽の再生、録音など
- 簡単な画像表示、作成・編集など
- 簡単な動画再生・撮影・編集など
- Zoomなどによるオンラインミーティング
- 標準スペックのパソコンでも遊べるゲーム
- 簡単なプログラミング
などなど
つまり、高性能なCPUや大容量の内蔵メモリ、内蔵ストレージなどが不要で、専門的ではない使い方をする場合です。
例えば、高いFPS(1秒間に表示できるコマ数)が求められるオンラインゲームや4K画質の動画編集、仕事でCADを利用する場合などは、本記事では普段使いとはいいません。
普段使いノートパソコンのCPUパワーの目安
CPUのパワーが低い場合は、アプリの処理に時間がかかるためイライラの原因になってしまいます。
逆に、CPUパワーが必要以上にある場合は、基本的にCPUは大は小をかねますので、パソコンを使う上では特に問題は発生しません。
ここで問題になるのは、パソコンの本体価格です。本当はもっと安いノートパソコンで十分なのに、必要以上に高額すぎる機種を購入してしまう場合があります。
一般的に、パソコンの性能の評価する場合には、ベンチマークのスコアを利用します。
ベンチマークには様々な方法があるのですが、私が良く利用していますのはPassmark(※1)という方法です。
普段使い(前節の青枠内の使い方)のノートパソコンですと、Passmarkのスコアとしましては15000~20000くらいが適していると考えます。
「ブラウザによるインターネット閲覧」程度でしたら、Passmarkスコアで10000くらいでも良いのですが、ZoomでのオンラインミーティングやMS-Officeなどのツールの便利な機能をストレスなく利用するには15000前後はあった方が良いです。
また、簡単な動画編集、デジカメで撮った写真の編集などを行うことがあるのでしたら、15000以上はあった方が快適に作業できます。
CPU性能は高ければ高いほうが良いのですが、普段使いということを考えた場合、Passmarkで15000もあれば(高くても20000)十分だと思います。
といいますのは、それ以上の性能になるとゲーミングPCで良く見かけるCPUになってしまうからです。
「15000は普段使いとしては贅沢すぎる」という意見もありますが、予算が許されるのでしたらCPU性能にある程度の余裕を持たせるのはとても良い考えだと思います。
これは、パソコンを長持ちさせるためのコツのひとつです。
本記事では普段使い向けのノートパソコンのPassmarkスコアは15000~20000程度とします
この範囲内(Passmarkで15000~20000程度)に収まるAMD製のCPUを調査したところ、Ryzen5ブランドのCPUがかなり目立っていました。
また主要なパソコン専門メーカーのWebサイトで確認したところ、Ryzen 5を搭載したコスパの良いノートパソコンがかなり販売されていました。
本体価格は、10万円でかなりお釣りがくる機種が多かったです。高くても10万円を少し超える程度でした。
パソコン専門メーカーといいますのは、パソコンの製造・販売を専門に行っている会社を指します。
国内では、マウスコンピューターやパソコン工房などが有名です。
世界規模ですと、Lenovo、HP(国内では日本HP)、Dell、Asusなどが挙げられます。
パソコンの製造・販売がメインですので、高品質で低価格を実現しやすいです。
NECや富士通、Panasonicなどもパソコンの製造・販売を行っていますが、こちらは家電メーカーに分類されます。
私が見つけたノートパソコンは、CPUは同じシリーズでも、内蔵メモリ量や内蔵ストレージ量・種類、搭載USB端子、筐体の材質、モニターの大きさ・種類など、様々なスペックの機種がありました。
次の章では、普段使いとしておすすめなノートパソコンの具体的なスペックについて解説したいと思います。
普段使いにおすすめなRyzen 5搭載ノートパソコンのスペック
普段使いにおすすめなノートパソコンはどのくらいのスペックになるのでしょうか。
CPUや内蔵メモリなど、部位別に解説していきます。
CPU
CPU選びは、パソコンを決める上でとても重要なポイントです。
「この用途の場合はこのモデルのCPU」という風に簡単には言えませんので、CPUを選ぶ場合はベンチマークのスコア値を利用します。ベンチマークを利用することで客観的にCPUを見ることができますので、メーカーの違いなどに惑わさずにすみます。
ベンチマークのスコア値は不定期に変更されますので、値を確認する時期が異なりますと同じモデルのCPUでもスコア値が異なる場合があります。ですので、異なるサイトでスコア値を比較する場合は注意が必要です。
本記事でご紹介しますノートパソコンは、前章でお話ししましたPassmarkが15000~20000程度という点をふまえまして、以下のRyzen5を搭載した機種にしました。
モデル | Passmark値 | コア数 | スレッド数 | 基本クロック数 |
---|---|---|---|---|
7430U | 15213 | 6 | 12 | 2.3GHz |
7530U | 16153 | 6 | 12 | 2.0GHz |
7535U | 16327 | 6 | 12 | 2.9GHz |
7540U | 19213 | 6 | 12 | 3.2GHz |
8540U | 19316 | 6 | 12 | 3.2GHz |
8640U | 19592 | 6 | 12 | 3.5GHz |
これらのCPUは、一般的にみた普段使いノートパソコン用のCPUとしましては、結構パワーに余裕があります。
実は、この余裕がパソコン選びには重要と思っています。
ご存知の通り、IT業界の進歩のスピードはとても速いです。そのため、現時点で自分の目的にピッタリのものを買ってしまいますと、あっという間に物足りなくなってしまいまいます。
ですので、ちょっと余裕のある製品を購入することで物足りなくなるまでの期間を延ばすことができるのです。
とはいいましても、余裕をもたせると価格が心配になりますよね。
でも、根気よく色んなメーカーの公式サイトを見ていますと、「これコスパ最高!」というノートパソコンに結構出会えるものです。
内蔵メモリ
メモリ容量は、16GBをおすすめします。
一般的には「普段使いなら8GBのメモリでも十分」という考えもあります。
購入してしばらくは8GBでも良いかもしれません。しかし2年、3年と使って慣れていくうちにパソコンが重たくなってしまうことが予想されます。
原因は様々ですが、色々なアプリをインストールすることでメモリに常駐するものが増えて、内蔵メモリを圧迫してしまうこともその要因のひとつです。
16GB以上搭載していれば、その可能性がかなり低くなるでしょう。
8GBと16GBのどちらにすれば良いかにつきましては、色々な考え方があると思います。
細かいお話をしますと、パソコンで使用する予定のアプリ毎に必要なメモリ量を調べて、それをどのように日々使用する予定かを考えて、実際に使用すると思われるメモリ量を見積もって・・・、のような感じで、様々な検討要素があります。
でも、本記事で対象にします普段使い用のノートパソコンをお選びになる場合は、そこまで細かいことを考える必要は無いでしょう。もちろん、考えていただけるのでしたら、それに越したことはありません。
本記事では、以下のように考えることにします。
- CPUの性能(本記事ではPassmark値を利用)によって、内蔵メモリ量を決める
- Passmarkの値が15000前後の場合は16GBがおすすめ
- Passmarkの値が15000前後の場合でも、アプリを同時に多く使うなら16GB以上もアリ
CPUの性能が高い場合、そのノートパソコンは様々な用途で使える可能性を秘めています。
そのようなノートパソコンには、最初から多めの内蔵メモリを搭載した方が、CPUのパフォーマンスを最大限に発揮できる、という考え方です。
ちなみに、後ほどご紹介しますおすすめノートパソコンは、上の青枠の考え方で選んでおります。
内蔵ストレージ
内蔵ストレージにはHDD(ハードディスクドライブ:磁気Diskを利用した記憶装置)とSSD(ソリッドステートドライブ:メモリチップを利用した記憶装置)の2種類ありますが、ズバリSSDがおすすめです。
SSDの方がストレージへのアクセススピードが高速になります。
それは単にファイルの読み書きが速くなるというだけでなく、パソコン全体の処理速度にも大きく影響します。
また、SSDの方がHDDよりも軽いので、PC本体の軽量化というメリットもあります。
最近は、NVMeやPCIeという単語を見かけることが多くなってきました。
詳細な解説は省略しますが、これらはSSDとパソコンを接続するための規格の名前です。
現在は、SATAのSSDではなく、NVMeのSSDが主流になってきています。
容量に関しましては、ノートパソコンですので256GBもあれば十分だと考えます。ご自宅でメインのパソコンとして利用するのでしたら512GBあれば安心できますね。
それでも心配な方は、今はクラウドサービスが充実していますので、容量が不足してきたらご検討ください。
接続端子
接続端子といいますのは、USB端子やLAN端子、HDMIなどの端子のことを指します。
USB端子は最低でも3つは欲しいですね。内2つの規格はUSB3以上がおすすめです。
1つは外付けマウス用(これはUSB2.0でも良い)で、残りの2つは外付けドライブなどのUSB接続機器用ですね。
足らなくなったらUSBハブをつなげれば良いのでは?、という考えもありますが、できるならノートパソコンとUSB接続機器の間に余計なものをはさみたくありません。
HDMIは、外付けモニターを接続するときに活躍します。
Webカメラ、マイク、スピーカー
最近のノートパソコンには、Webカメラ、マイク、スピーカーはほぼ全ての機種に内蔵されています。
ただし、品質については一概に良いとは言えません。
WebカメラはHD画質以上(720p以上、92万画素以上)のものでしたら大丈夫でしょう。
マイクは、声が小さいなどの文句が出るようでしたら別売り品を購入しましょう。1000円以下で十分な品質のものが買えます。
スピーカーは、音質にこだわる方でしたら外付けのものをご利用ください。それ以外でしたら内蔵のもので十分だと思います。
モニター
ノートパソコンを探す際には、まずモニターのサイズから決めると思います。
持ち歩く頻度が高いのでしたら13インチの超軽量タイプ、ほとんどが自宅で利用する場合は15インチの大きな画面、などと利用形態によって選ばれるでしょう。
14インチのモニターは、画面が狭すぎなくて本体重量の軽い機種がお好みの場合におすすめです。
普段使い用ノートパソコンということをふまえますと、モニターの広さは14インチ以上が良いと考えます。
13インチノートパソコンの場合は、1画面内に複数ウインドウを開いて使用する頻度は少ないでしょう。
でも、普段使いということを考えた場合、1画面に複数ウインドウを開くことは良くあることだと思います。
ですので、14インチサイズ以上を本記事の対象とさせていただきます。
本記事では、モニターサイズ別におすすめなノートパソコンをご紹介します。
お好きなモニターサイズでお選びいただければと思います。
モニターのパネルは、IPS、もしくは広視野角のものを使用している機種のみとしました。
重量(バッテリー込)
本記事では重量は定めないことにします。
重量によって選択の幅を狭くしないためです。
とはいいましても、持ち運ぶ頻度の高い方は軽量ノートパソコンがおすすめです。
光学式ドライブ
光学ドライブの有無の指定はしないことにします。
最近のノートパソコンは内蔵されていないことが多いですね。
軽量化のためでしょうか。もしくは、ネットワークの進化によって、そもそも光学ドライブを利用するシーンが減ってしまったのかもしれないですね。
ネットワーク機能
ノートパソコンには何かしらのネットワーク機能が必須ですね。
Wifiによる無線LAN、LANケーブルによる有線LANなどが選択できます。スマホのようにSIMを挿してWWANが利用できる機種も出てきました。
Wifiはほとんどのノートパソコンに内蔵されていますので、有線LANの有無で好みが分かれるところでしょうか。
本記事でご紹介するノートパソコンはWifi必須で、有線LANは任意とします。有線LANが必要であれば、USBのLANアダプターを利用する手段もあります。
WWANについては、本記事ではふれません。
Ryzen 5搭載の普段使いにおすすめノートパソコン(モニターサイズ別)
前章で書かせていただきましたおすすめノートパソコンのスペックを一覧にまとめました。
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 5 7430U、7530U、7535U 7540U、8540U、8640U |
内蔵メモリ | 16GB以上 |
内蔵ストレージ | SSD 256GB以上 |
接続端子 | USB 3基以上 HDMI 1基以上(※) |
Webカメラ | 92万画素以上 (720p以上) |
スピーカー・マイク | 有 |
光学ドライブ | 問わない |
ネットワーク機能 | Wifi内蔵 |
では以下で「Ryzen 5」CPUを搭載した普段使いにおすすめなノートパソコンを、モニターサイズ別にご紹介していきます!
モニターサイズ:14インチ~
軽量なノートパソコンが欲しいけど13インチの画面じゃ狭すぎる、という方は14インチが最適と考えます。
15インチクラスのノートパソコンになりますと、持ち歩く方にとりましてはズッシリと重さを感じるようになってしまいます。
1.5kg未満の重量でしたら結構見つかりますね。中には1.2kg以下の軽量ノートパソコンもあります。
ThinkBook 14 Gen6(メーカー:Lenovo(レノボ))
- メーカーは世界トップクラスのパソコン専門会社Lenovo(レノボ)
- コスパ良すぎ
- 1080p(フルHD)画質のWebカメラを内蔵
カテゴリ | スペック |
---|---|
OS | Windows11 Home |
モニター | 14インチ(1920x1200) IPS 光沢なし |
CPU | AMD: Ryzen5 7530U |
内蔵メモリ | 16GB |
内蔵ストレージ | 512GB(SSD NVMe) |
有線LAN | 1000BASE-T |
無線LAN | Wifi6E |
接続端子 | USB3.1(TypeC)x2 USB3.1(TypeA)x2 HDMI x1 |
Webカメラ | 1080p(フルHD) |
重量 | 1.38kg |
CPUはRyzen5 7530Uで、Office系ソフトウエアはもちろん、簡単な画像・動画編集でしたらとても快適に動作するでしょう。
ネットワーク機能は、Wifi6Eによる無線のほかに、1Gbpsに対応した有線端子も内蔵されていますので、安定したインターネット回線の利用が可能となっています。
SDカードスロットや2系統の外部モニター出力、生体認証付きの電源ボタンなど、拡張性や操作性に優れているところもポイントです。
ボディはアルミニウム素材が使用されていますので、軽量なのに頑丈です。
詳細は、Lenovo公式サイトでご確認ください。
Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen8(メーカー:Lenovo(レノボ))
- メーカーは世界トップクラスのパソコン専門会社Lenovo(レノボ)
- 薄型で軽量なのにコスパ最高
- モニターはsRGBカバー率100%の高色域
カテゴリ | スペック |
---|---|
モニター | 14インチ(1920x1200) IPS 非光沢 sRGBカバー率100% |
初期OS | Windows11 Home |
CPU | AMD: Ryzen5 7530U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD,NVMe) |
有線LAN | 無し |
無線LAN | Wifi6 |
接続端子 | USB3.2 Gen1(Type-C)x1、 USB3.2 Gen1(Type-A)x2、 HDMI x1 |
Webカメラ | 1080p画質(約200万画素) |
重量 | 1.17kg |
搭載CPUは、AMD製Ryzen5 7530Uです。普段使い用途でしたらどんなジャンルでも気持ちよくサクサクと使えるでしょう。
内蔵メモリは、オンボードで16GBです。増設や入れ替えはできません。
USBやHDMI、Wifiは、高性能な端子を搭載していますので、とても安心できます。
本体重量は、1.17kgとかなり軽量です。また、17.1mmという薄型ボディーも魅力のひとつです。
デジカメで撮影した写真の編集を行う方は、sRGBカバー率100%の高色域モニターが活躍するでしょう。
詳細はLenovo(レノボ)公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
Inspiron 14 (5445)(メーカー:Dell)
- メーカーは世界トップクラスのIT企業Dell(デル)
- Dellで人気なInspironブランドの14型
- 記事や資料が読みやすい縦長な画面(解像度1920x1200)
カテゴリ | スペック |
---|---|
モニター | 14インチ(1920x1200) |
初期OS | Windows11 Home |
CPU | AMD: Ryzen5 8540U |
メモリ | 16GB(8GBx2:デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB(SSD,PCIe) |
有線LAN | 無し |
無線LAN | Wifi6 |
接続端子 | USB3.2 Gen2(TypeC)x1(モニタ出力可)、 USB3.2 Gen1(TypeA)x2、 HDMI x1 |
Webカメラ | 720p画質(約92万画素) |
重量 | 1.61kg |
搭載CPUはRyzen5の8540Uでして、普段使いには申し分ない性能です。
普段使い用としましては余裕のあるパワーですので、画像編集や動画鑑賞、Zoomでオンラインミーティングなど、このノートパソコンになんでもやらせてしまいましょう。
USB端子も高性能なものがそろっていまして、Type-Cの端子はUSB給電やモニター出力も可能です。
本体重量は1.61kgでして、14インチノートパソコンとしては若干重めです。
ご自宅内で移動する分には問題にならない重さだと思います。
本体重量が気にならない方にとりましては、かなり高コスパなノートパソコンでしょう。
詳細はDell公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
HP 14-em0000 スタンダードプラスモデル(メーカー:日本HP)
- メーカーは世界トップクラスのIT企業HPの日本法人である日本HP
- ZoomはもちろんOffice系アプリもストレスなく使えるCPUパワー
カテゴリ | スペック |
---|---|
モニター | 14インチ(1920x1080) IPS 非光沢 |
初期OS | Windows11 Home |
CPU | AMD: Ryzen5 7530U |
メモリ | 16GB(8GBx2:デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB(SSD,NVMe) |
有線LAN | 無し |
無線LAN | Wifi6 |
接続端子 | USB3.2(Type-C)x1、 USB3.2(Type-A)x2、 HDMI x1 |
Webカメラ | 720p画質(約92万画素) |
重量 | 1.39kg |
CPUはRyzen5 7530Uで、Office系ソフトウエアはもちろん、簡単な画像・動画編集でしたらとても快適に動作するでしょう。
内蔵メモリは8GBが2枚のデュアルチャネルですので、16GBメモリをより効率良く利用することができます。動画鑑賞や画像編集などには特に有効です。
本体重量は、14インチモニター搭載機で1.39kgと軽量です。
このスペックで8万円台でしたので(2024年7月時点)、かなり高コスパだと思います。
詳しくは、日本HP公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
モニターサイズ:15インチ~
主に自宅で使うパソコンが欲しいけど好きな場所で大きな画面で使いたい、という方は、15インチクラスの画面のノートパソコンがおすすめです。
20インチ以上の外付けモニターをつなげれば、2画面でデスクトップPC並みの快適さも実現できます。
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen8(メーカー:Lenovo(レノボ))
- メーカーは世界トップクラスのパソコン専門会社Lenovo(レノボ)
- CPU性能は余裕が欲しいが高価な機種は不要
- 15インチモニター搭載機で1.6kgの軽量性
カテゴリ | スペック |
---|---|
モニター | 15.6インチ(1920x1080) IPS |
初期OS | Windows11 Home |
CPU | AMD: Ryzen 5 7530U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD,NVMe) |
有線LAN | 無 |
無線LAN | Wifi6 |
接続端子 | USB3.2 Gen1(TypeC)x1、 USB3.2 Gen1(TypeA)x2、 HDMI x1 |
Webカメラ | 1080p画質(約200万画素) |
重量 | 1.6kg |
ご紹介します機種の搭載CPUは、AMD製のRyzen5 7530Uでして、普段使いには十分すぎるパワーがあります。
業務系アプリや画像編集などの作業、Zoomなどによるオンラインミーティングもストレスなく行えます。
USB3.2の端子が3つ付いていまして、全て高性能な端子です。
液晶モニターが15.6インチの機種で1.6kgと軽量なのも、ポイントのひとつになっています。
詳細はLenovo(レノボ)公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
Inspiron 15 (3535)(メーカー:Dell(デル))
- メーカーは世界トップクラスのIT企業Dell(デル)
- コスパ良好
- 15インチクラスの機種で1.63kgと軽量
カテゴリ | スペック |
---|---|
モニター | 15.6インチ(1920x1080) |
初期OS | Windows11 Home |
CPU | Ryzen5 7530U |
メモリ | 16GB(8GBx2) |
ストレージ | 512GB(SSD,NVMe) |
有線LAN | 無し |
無線LAN | Wifi5 |
接続端子 | USB3.2(TypeC)x1、 USB3.2(TypeA)x1、 USB2.0(TypeA)x1、 HDMI x1 |
Webカメラ | 720p |
本体重量 | 1.63kg |
Inspiron 15の搭載CPUは、Ryzen5 7530Uです。普段使いのノートパソコンとしましては十分すぎるパワーです。
CPU以外の部分は、USBなどの接続端子、外部モニターへの出力、Webカメラ、無線LAN機能など、過剰に高性能な部分は特に無く、とてもシンプルでして、普段使いには最適だと思いました。
本体価格も、とてもリーズナブルでコスパは良好です。
本体重量の1.63kgは、15インチ機種としては軽量の部類に入ります。
詳細はDell(デル)公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
HP 15-fc0000スタンダードプラスモデル(メーカー:日本HP)
- メーカーは世界トップクラスのIT企業HPの日本法人である日本HP
- 15インチクラスの機種で1.63kgと軽量
- USB3の端子が3基
- 内蔵メモリはデュアルチャネル
カテゴリ | スペック |
---|---|
モニター | 15.6ンチ(1920x1080) IPS 光沢なし |
初期OS | Windows11 Home |
CPU | AMD:Ryzen5 7530U |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 512GB(SSD,NVMe) |
有線LAN | 無し |
無線LAN | Wifi6 |
接続端子 | USB3.2(TypeC)x1、 USB3.2(TypeA)x2、 HDMI x1 |
Webカメラ | 92万画素 |
本体重量 | 1.63kg |
搭載CPUは、AMD製のRyzen5 7530Uでして、普段使いには十分なパワーがあります。
業務系アプリや画像編集などの作業、Zoomなどによるオンラインミーティングもストレスなく行えます。内蔵メモリはデュアルチャネルですので、とても有利です。
USB3の高性能な端子が3基とHDMIが1基内蔵されていますので、拡張性は問題ありません。
液晶モニターの周辺部分の厚みを狭く設計されていますので、本体のサイズが通常の15インチ機種より小さいのも特徴的ですね。本体重量も1.63kgと軽量です。
見た目がとてもシンプルでスタイリッシュなのは、HPノートパソコンの特長のひとつです。
詳細は日本HP公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
AMD製のCPUとは?Ryzenって?
Intel搭載のノートパソコンはなんの抵抗も無く買えるのに、AMD搭載ノートパソコンは、「名前を聞いたことが無いから」、「量販店であまり見かけないから」、などの理由で選択肢からはずすのはスゴクもったいないです。
車で例えるのでしたら、トヨタとホンダなどのメーカーの違いと同じです。細かい内部構造は異なりますが、燃料を使ってタイヤを回して道を走るという意味ではどれも同じですよね。
IntelとAMD、それぞれのCPUを搭載したノートパソコンの違いは、パソコンという観点ではどちらも同じと考えていただいて問題ないです。
IntelとAMDのCPUを同じ土俵に上げるために、Intelのことはご存知だと思いますので、AMD社のCPUについて解説したいと思います。
AMD社について
AMD社は、アメリカに本社をおきます半導体企業です。国内には日本AMD(株)という日本法人があります。
この会社は、以前はIntel社から情報提供を受けて同じ仕様の製品を製造・販売する事業を行っていました。その後いろいろありまして現在はIntelとは無関係になり、AMD社で独自に設計したオリジナルなCPUを販売するようになっています。
つまりAMD製CPUは、コンピューターを動かすという意味ではIntelと同じですが、CPUの内部構造はIntelとは異なっているということになります。
また、Intel社は開発から製造までを自社で行っているのに対して、AMD社はファブレスメーカー(設計・開発まで自社で行い製造は他社に委託する企業)でして、この辺の違いがAMD社CPUのコスパの良さに関係しているようです。
現在主流なAMD製CPUは「Ryzen」
AMD製CPUは、現在Ryzen(ライゼン)というブランドが主流です。
Ryzenは性能別に以下の4ブランドに分かれています。
ブランド名 | 用途 |
---|---|
Ryzen 3 | エントリーPC向け |
Ryzen 5 | 一般向け機種用 |
Ryzen 7 | 上位機種用 |
Ryzen 9 | ハイエンド向け機種用 |
普段使い用のノートパソコンでは「Ryzen 5」がおすすめです。
Ryzen7や9は、コストよりもパフォーマンスを重視される方が利用されています。
もちろんお財布に余裕があるのでしたら、普段使い用のノートパソコンとしてRyzen7や9を選んでいただいても問題はございません。でも、同じお金を出すのでしたら、「Ryzen 5」のノートパソコンの内蔵メモリを多めにしたり、ストレージを多めにしたり、付属品にお金を掛けたりするのもおすすめです。
量販店などでノートパソコンのスペック表に、「Ryzen 5」の横に「4600U」や「5600H」などの文字が書かれているのをご覧になったことがあると思います。
これは各ブランド毎に世代や能力などを表したモデル名になります。
文字列の一番左の数字(「5600H」の場合ですと「5」)は世代(シリーズ)を表していまして、数が大きいほど新しくなります。
2024年7月時点では「8」(8000シリーズ)が最新です。
まとめ
今回ご紹介しましたノートパソコンの大部分は、各メーカーの公式サイトで10万円未満で購入できます。一部10万円を少しオーバーしている機種もあります。
Intelの同程度のパワーのCPU搭載を搭載したノートパソコンでしたら、15万台前後くらいの価格になってしまうことが多いです。
AMDをご存知ない方にとりましては最初はとても抵抗があるかもしれませんが、一度使い始めるとコスパの良さのトリコになってしまうでしょう。
私は、昔はIntelのCPUを搭載したメーカー製のパソコンを購入していました。
でも、パソコンを自作できることを知ってからは、ずっとAMDのCPUを使ってパソコンを組み立てています。
最初に作ったパソコンは「Athlon」というブランドのCPUを使いました。
今この記事を書くために使っているパソコンは5代目になりますが、もちろんAMDのCPUを使ったパソコンです。これまでIntelじゃなくて後悔したことは一度も無いですね。
パソコン選びの基準としてコスパが入っているのでしたら、ぜひAMDのCPUを選択肢に入れることをおすすめします。
ご紹介するおすすめノートパソコンは、新しいものを見つけしだい随時更新していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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