RyzenのCPUを搭載した高性能のノートパソコンを検討されている方にとって、コア数やスレッド数の多いRyzen 7ブランドCPUを搭載した製品はとても魅力的だと思います。
特にマルチスレッドに対応したアプリケーションをフル活用している方にとりましては、Ryzen 7は最適でしょう。
でも、Ryzen 7ブランドだったらどれでも良いのかといいますと、それは「X」です。
AMDやインテルなどの著名なメーカーのCPUは、ほぼ毎年新しいものが登場していまして、性能や機能なども進化しています。
通常は、去年のRyzen 7よりも今年のもののほうが性能がアップしています。
その一方で、場合によっては、下位ブランドであるRyzen 5の最新版よりも、去年のRyzen 7が劣ってしまうこともあったりします。
つまり、それを把握せずに「Ryzen 7」ということだけでノートパソコンを購入してしまいますと、あとで後悔することになりかねない、ということになります。
本記事では、Ryzen 7を搭載したノートパソコンをお選びになる際の考え方、どのモデルが良いのか、さらに、おすすめなノートパソコンについてもご紹介しております。
なお、ご紹介しますノートパソコンは、高性能CPUを売りにした製品を対象としております。
ゲーミングPCのように別途GPUを搭載したノートパソコンに関しましては対象外としております。
ご了承ください。
あなたにピッタリのRyzen 7搭載ノートパソコンを見つけるために、少しでもお力になれれば幸いです。
Ryzen7搭載ノートパソコンを買うなら上位クラスのCPUがおすすめ
本記事のターゲットであるRyzen 7搭載のノートパソコンは、Ryzen搭載製品のハイエンド機種として発売されている製品になります。
Ryzenの世代について
RyzenのCPUは、年々進化していくハードウエアの仕様や性能などの違いによって、アーキテクチャ名やシリーズ名で区別されています。
最初のRyzenは、Zenアーキテクチャという技術を用いて2017年に登場しました。
その後、Zen+、Zen2、Zen3とZenアーキテクチャは進化しています。(2024年時点では、最新はZen4です)
Zenとは別に、1000シリーズや7000シリーズなど、CPUのモデル名(型番)などに付けられる番号による分類もあります。
例えば、Ryzen 7 7730Uというモデルがありまして、これは7000シリーズのCPUになります。このCPUには、Zen3アーキテクチャが採用されています。
Zenアーキテクチャは、同一ブランドで比較した場合、基本的に後発のものが高性能と思っていただいて大丈夫です。
例えば、Ryzen 7ブランドのCPUの性能順序(ベンチマークpassmarkのスコア値で比較)は、基本的に以下のとおりです。
zen < zen+ < zen2 < zen3 < zen3+ < zen4
また、zen2以降の同一世代内で各ブランドのCPUの性能を比較した場合は、基本的に上位ブランドのほうが高性能です。(zen+以前はRyzen 5と7はあまり差がありませんでした)
例えば、5000シリーズ(zen3)のCPUの性能順序(ベンチマークpassmarkのスコア値で比較)は以下のようになります。
Ryzen 3 < Ryzen 5 < Ryzen 7
でも、全ブランドかつ全シリーズのCPUの性能を比較した場合は、上のようにキレイには並んでくれません。
これに関しては次節で解説します。
RyzenのCPUの性能比較
※以下の内容は、2024年7月時点のものです
Ryzen 7のCPUを搭載したノートパソコンのわりには、価格の安い製品を見かけたことはありませんでしょうか。
メーカーのホームページを見ていますと、Ryzen 7を搭載したノートパソコンなのに、下位のブランドであるRyzen 5のCPUを搭載したものより安い製品も結構見かけます。
そのノートパソコンは、Ryzen 7ブランドの中でも世代が古くロースペックなモデルのCPUを搭載した製品だったりします。
具体的に確認していただくために、Ryzen7とRyzen5のzen3以降のCPU性能(passmark値で比較)を表にしてみました。
本記事の内容はノートパソコンに関するものですので、掲載するCPUもノートパソコン用に限ります。デスクトップ用CPUは省略しています。
下図をご覧ください。
Passmark値 | Ryzen 7 | Ryzen 5 |
---|---|---|
28500~ | 8845H,8845HS,7840HS | |
28000~ | 7840H | |
27500~ | ||
27000~ | ||
26500~ | ||
26000~ | ||
25500~ | ||
25000~ | 7840U | |
24500~ | 8840HS, 7435HS | |
24000~ | 7735HS, 7735H | |
23500~ | 8840U | |
23000~ | 6800H | 8645HS |
22500~ | 6800HS | |
22000~ | 7736U | |
21500~ | ||
21000~ | 5800H, 7735U | 7640U |
20500~ | 6800U | |
20000~ | 5800HS | 8640U |
19500~ | ||
19000~ | 7540U, 8540U | |
18500~ | 5800U, 7730U | 6600H |
18000~ | 5825U | 6600HS |
17500~ | ||
17000~ | 5600H | |
16500~ | 6600U | |
16000~ | 7530U, 7535U | |
15500~ | ||
15000~ | 5600U, 7430U, 5560U |
表内のCPUの型番に付けてます色は、水色がzen 4、黄色がzen 3+、色無がzen 3を示しています。
Ryzen 7とRyzen 5を並べてみますと、結構重なっている部分が多いことがご理解いただけると思います。
そのため、CPUを選ぶ場合に、Ryzen 7だけでなく、同程度の性能のRyzen 5も考慮したほうが良いということになります。
性能を重視したRyzen 7搭載ノートパソコンの選び方
前節の表を見ますと、Ryzen 7のzen 4の8840UとRyzen 5のzen 4の8645HSが同じくらいの性能であることがわかります。
つまり、Ryzen 7-8840U以上の性能のCPUを選択しますと、それ以上の性能のRyzen 5は現時点で存在しませんので、Ryzen 7のことだけを考えてCPUを選ぶことが可能になります。
また、Ryzen 5-8645HSは消費電力や発熱性を犠牲にして性能に特化したCPUですので、一般用途のノートパソコン向けという観点で考えますと、Ryzen 5の上限をRyzen 5-7640Uとしても良いと考えます。
よって、「Ryzen 7-7735U」以上のCPUを選択しても十分だと思います。
よって、以下を結論としました。
Ryzen 7のCPUを搭載した高性能なノートパソコンを選ぶなら「7735U」の周辺以上の性能をもったCPUを搭載した製品がおすすめ。
対象CPUは以下。
※条件にマッチするzen 3のCPUは、少数ですので対象外としました
Ryzen7ノートパソコンのおすすめスペック
Ryzen 7のCPUの性能をフルに発揮するためには、CPU以外の部分のスペックがとても重要になります。
車で例えますと、エンジンはF1並みなのに車体が普通車だったら最高のパフォーマンスを出せるでしょうか?、という考え方です。
以下で性能に影響の大きいもののみ解説していきます。
内蔵メモリ
内蔵メモリは16GB以上をおすすめします。
普段使いのノートパソコンでしたら8GBをおすすめしますが、性能を重視してRyzen 7のCPUをお選びになる方でしたら16GBのほうが安心です。
8コア16スレッドのCPUパワーを使いこなすには、内蔵メモリがかなり必要になる場合があります。8GBでも処理ができないわけではありませんが、メモリ量が不足してしまいますとパフォーマンスが大幅に低下する要因になりかねません。
16GBあったらもっと良い仕事をしていたのに、8GBだったから力を発揮できなかったというのはもったいないですね。
内蔵ストレージ
内蔵ストレージに関しましては、容量ではなくて種類の方です。
アクセス速度が高速なSSD(ソリッドステートドライブ)を強くおすすめします。
内蔵ストレージは、アプリケーションをインストールしたり作成したファイルを保存するだけではなく、Windows11などのOS(オペレーティングシステム)も使用します。
SSDにくらべて低速なHDD(ハードディスクドライブ)を使用した場合、OSのパフォーマンス低下の要因になってしまいます。
さらに最近は、NVMeやPCIeという単語を見かけることが多くなりました。
詳細な解説は省略しますが、これらはSSDとパソコンを接続するための規格の名前です。
現在は、SATAのSSDではなく、NVMeのSSDが主流になってきています。
SSDはHDDにくらべますと高額ですし、容量をどのくらいにするかは悩みどころですが、256GBは欲しいです。
画像や動画系の作業をすることを考えますと512GBもあればよろしいかと思います。
もっと余裕をもつために1TBを選択する考えもありますが、その場合は外付けのストレージをご検討いただいた方が良いかもしれません。
ノートパソコンをセカンド機(出先で作業するためのパソコン)として利用される場合、容量をお決めになるときは、加工したファイルの保管先として利用することを考えない方がよいと思います。あくまでも一時的な保存場所としての利用にとどめましょう。
ファイルの保管はご自宅のメインパソコン(もしくは自宅内のNAS)で行うようにすることをおすすめします。
ノートパソコンをメインで利用される方も、足らなくなったら外付けストレージを利用すればよいですね。
USB端子
USB端子は、なるべく最新の規格のものが搭載されていることを確認しましょう。
現在(2024年7月時点)は、USB 3.2が主流です。その上のUSB 4を搭載したノートパソコンもたまに見かけることがありますので、近いうちに普通に搭載されるようになるかもしれません。
USB 4に関しましては、接続するデバイスがサポートしていないと宝の持ち腐れですので、現状はそれほど気にすることはないと思います。
端子の数は、外付けマウス、外付けストレージ、有線LANアダプター(もしくは外付け光学式ドライブ)を同時接続することを想定して、最低3つあると安心できるでしょう。
ネットワーク
インターネット接続は必須機能です。
最近のノートパソコンは、無線LANがほとんどの機種に内蔵されていますので問題ありませんね。
Wifi 5以上の規格の無線LANであることを確認しましょう。
ご自宅や職場などでWifi 6の環境があるのでしたら、Wifi 6の無線LANが内蔵されている機種がよいです。
個人的には回線品質が安定する有線LANも内蔵されている機種をおすすめしますが、内蔵されていなくても外付けアダプターを利用すれば良いことですので必須ではないと考えます。
Ryzen7搭載のおすすめノートパソコン(モニターサイズ別)
前章で書かせていただきましたおすすめノートパソコンのスペックを一覧にまとめました。
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | 下のいずれか 6800U、6800HS、6800H、7735U、7736U 7735H、7735HS、7435HS、8840U、8840HS、 7840U、7840HS、7840H、8845HS、8845H |
内蔵メモリ | 16GB以上 |
内蔵ストレージ | SSD(NVMe) 256GB以上 |
接続端子 | USB 3.x 3基以上(USB 4もあり) 外部モニター出力 1基以上 |
光学ドライブ | 問わない |
ネットワーク機能 | Wifi5以上を内蔵 |
ノートパソコンを選ぶ場合、モニターのサイズはパソコンの性能とは無関係で好みの問題になります。
ですので、おすすめするノートパソコンはモニターサイズ別にしました。
13インチ、14インチ、15インチ以上の3グループ掲載しましたので、ご覧いただければと思います。
モニターサイズ:13インチ~
常にノートパソコンを持ち歩く方にとりましては、13インチの機種がおすすめです。
ノートパソコン本体はなるべくシンプルな構成で、必要に応じてUSB機器など外付けデバイスを接続して利用するようにすれば最強のツールになりますね。
HP Pavilion Aero 13-be2000 パフォーマンスモデルG3(メーカー:日本HP)
- メーカーは世界トップクラスのIT企業HPの日本法人である日本HP
- 内蔵メモリはデュアルチャネルで16GB
- 本体重量が1kg以下
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 7735U |
モニター | 13.3インチ 1920x1200 IPS 光沢あり |
メモリ | 16GB(8GBx2) |
ストレージ | 512GB(SSD、NVMe) |
有線LAN | なし |
無線LAN | Wifi 6E |
USB | USB3.2 Gen2 Type-C x1 USB3.2 Gen1 Type-A x2 |
Webカメラ | 92万画素 |
重量 | 957g |
搭載CPUは7735Uでして、Ryzen 7のパワーを存分に発揮できます。
本体重量は1kgを切る957gの軽量で18.9mmの薄型ボディです。女性でも軽さを実感できるでしょう。
軽くて薄い筐体なのに300kgの荷重に耐える頑丈ボディも特長のひとつになります。
内蔵ストレージは512GBの高速なSSDですので、幅広い用途に利用しても十分な容量を確保できます。
高速USB端子を3基搭載、高性能な外部モニター出力機能など、外部接続にも手を抜いていません。
四六時中持ち歩きつつ、どんな場所でもサクサクと作業をこなしたい方に特におすすめします。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
HP Pavilion Aero 13-bg0000 パフォーマンスモデル(メーカー:日本HP)
- メーカーは世界トップクラスのIT企業HPの日本法人である日本HP
- 本体重量が1kg以下
- Webカメラは500万画素の超高解像度
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 8840U |
モニター | 13.3インチ 1920x1200 IPS |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB(SSD、NVMe) |
有線LAN | なし |
無線LAN | Wifi 6E |
USB | USB3.2 Gen2 Type-C x2 USB3.2 Gen2 Type-A x1 USB3.2 Gen1 Type-A x1 |
Webカメラ | 500万画素(IRカメラ) |
重量 | 990g |
搭載CPUは8840Uでして、Ryzen 7のパワーを存分に発揮できます。
本体重量は1kgを切る990gの軽量で17.4mmの薄型ボディです。女性でも軽さを実感できるでしょう。
軽くて薄い筐体なのに350kgの荷重に耐える頑丈ボディも特長のひとつになります。
内蔵ストレージは1TBの高速なSSDですので、幅広い用途に利用しても十分な容量を確保できます。
高速USB端子を4基搭載、高性能な外部モニター出力機能など、外部接続にも手を抜いていません。
四六時中持ち歩きつつ、どんな場所でもサクサクと作業をこなしたい方に特におすすめします。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
モニターサイズ:14インチ~
持ち歩くけど画面が狭いのは嫌だ、という方は14インチが最適と考えます。
15インチクラスのノートパソコンになりますと、持ち歩く方にとりましてはズッシリと重さを感じるようになってしまいます。
Lenovo IdeaPad Pro 5 Gen9(メーカー:Lenovo(レノボ))
- メーカーは世界トップクラスのパソコン専門会社Lenovo(レノボ)
- モニターは有機ELパネルで2880x1800の高解像度
- Webカメラは1080p(FullHD)でIR機能付き
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 8845HS |
モニター | 14インチ 2880x1800 有機EL 光沢あり |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD、NVMe) |
有線LAN | 無し |
無線LAN | Wifi 6E |
USB | USB4 Type-C x1 USB3.2 Gen2 Type-C x1 USB3.2 Gen1 Type-A x2 |
Webカメラ | 1080p(FullHD)(IR機能付き) |
重量 | 約1.46kg |
搭載CPUは8845HSでして、Ryzen 7の中ではトップクラスの処理性能です。
AMD Ryzen AI機能を内蔵していますので、今後主流になってくると思われるAI対応アプリも快適に使えます。
それ以外の部分に関しても、内蔵メモリやUSB端子、高速Wifiなど、必要と思われる機能は標準以上の性能のものを搭載しています。
特にWebカメラは1080pですので、FullHD画質でキレイな動画を撮影可能です。
USB端子は、USB4が1基、USB3.2が3基搭載されていますので、拡張性は問題ないでしょう。
モニターは、色鮮やかで高色域な2880x1800の有機ELパネルを搭載しています。映り込みが気にならない方でしたら、幅広い用途で活用できます。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
ThinkPad E14 Gen6 AMD(メーカー:Lenovo(レノボ))
- メーカーは世界トップクラスのパソコン専門会社Lenovo(レノボ)
- 液晶モニターは2240x1400の高解像度、sRGBカバー率100%の高色域
- Webカメラは1080p(FullHD)
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 7735HS |
モニター | 14インチ 2240x1400 IPS sRGBカバー率100% |
メモリ | 16GB(8GBx2:デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB(SSD、NVMe) |
有線LAN | 1Gbps |
無線LAN | Wifi 6E |
USB | USB3.2 Gen2 Type-C x1 USB3.2 Gen1 Type-C x1 USB3.2 Gen2 Type-A x1 USB3.2 Gen1 Type-A x1 |
Webカメラ | 1080p(FullHD)(IR機能付き) |
重量 | 約1.53kg |
搭載CPUは7735HSでして、Ryzen 7の中では中堅レベルの性能です。普段使いとして使用するだけではもったないないですので、画像や動画編集など、重めの作業にも利用しましょう。
モニターはsRGBカバー率100%の高色域パネルですので、通常の画面より色の再現性が良いです。趣味で写真をやられている方などにおすすめと思います。
USB端子は、形状と性能が異なる4種類の端子が搭載されています。必要に応じて最適な端子を選択可能です。
本体重量は1.53kgと、14インチノートパソコンとしては重めです。ご自宅なでの移動でしたら、全く問題ないでしょう。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
HP Envy x360 14-fa パフォーマンスモデル(メーカー:日本HP)
- メーカーは世界トップクラスのIT企業HPの日本法人である日本HP
- 本体の最厚部が1.69mmの薄型筐体
- Webカメラは500万画素の超高解像度
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 8840HS |
モニター | 14インチ 2880x1800 有機EL 光沢あり タッチパネル |
メモリ | 16GB(デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB(SSD、NVMe) |
有線LAN | なし |
無線LAN | Wifi 6E |
USB | USB3.2 Gen2 Type-C x2 USB3.2 Gen2 Type-A x2 |
Webカメラ | 500万画素(IRカメラ) |
重量 | 1.39kg |
搭載CPUは8840HSでして、Ryzen 7のパワーを存分に発揮できます。
本体重量は1.39kgで、14インチモニターとしては軽量の部類に入ります。
軽くて薄い筐体なのに、400kgの荷重に耐える頑丈ボディも特長のひとつです。
このノートパソコンは2in1タイプでして、モニターをクルッと反転させることで大画面のタブレットとして使うことができます。
高速USB端子を4基搭載していますので、USB端子が足らなくてデバイスが接続できない事態になることはないでしょう。
モニターは有機ELで色鮮やかで高色域ですので、写真などの画像系用途と相性が良いです。編集作業も、Ryzen 7のハイパワーでストレスなくできるでしょう。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
Inspiron 14 5445(メーカー:Dell(デル))
- メーカーは世界トップクラスのIT企業Dell(デル)
- Dellで人気なInspironブランドの14型
- 記事や資料が読みやすい縦長な画面(解像度1920x1200)
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 8840U |
モニター | 14インチ 1920x1200 |
メモリ | 16GB(8GBx2:デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB(SSD、NVMe) |
有線LAN | なし |
無線LAN | Wifi 6 |
USB | USB3.2 Gen2 Type-C x1 USB3.2 Gen1 Type-A x2 |
Webカメラ | 720p(約92万画素) |
重量 | 1.61kg |
搭載CPUは8840Uでして、Ryzen 7の中では中堅レベルの性能です。AMD Ryzen AI機能を搭載していますので、今後訪れるであろうAI社会での活躍が楽しみなノートパソコンです。
USB端子やネットワーク機能、モニター性能などに関しては、一般的なものがそろっています。
本体重量は14インチモニターのノートPCとしては1.61kgと若干重めですので、長時間持ち歩く場合はストレスに感じる場面があるかもしれません。でも、ご自宅や学校内、職場内だけ使うのでしたら問題ないでしょう。
このノートパソコンの一番のポイントは、コスパですね。
高性能なRyzen 7のCPUを搭載して、端子類も必要十分なものがそろっているのに、10万円を下回る価格で販売されています。
ご自宅内で使われるのでしたら、このコスパはとても魅力的です。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
Dell公式サイト内のInspiron 14 ノートパソコンが表示されますので、ページ内右側のカスタマイズ部位のプロセッサーで「Ryzen 7 8840U」を選択してください。
関連オプションの仕様変更についてのウインドウが表示されますので、「承認」ボタンを押してください。
これにより、本記事でご紹介した機種が表示されます。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
ASUS Zenbook 15 OLED (UM3504)(メーカー:ASUS(エイスース))
- メーカーはコンピュータやスマホ、その他パーツなどを製造販売する世界トップクラスのIT企業ASUS(エイスース)
- 薄型(14.9mm)軽量(1.55kg)の15インチノートパソコン
- 高画質で高解像度、高色域の有機ELモニター搭載
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 7735U |
モニター | 15.6インチ 2880x1620 有機EL |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB(SSD、NVMe) |
有線LAN | なし |
無線LAN | Wifi 6E |
USB | USB4 Type-C x1 USB3.2 Gen2 Type-C x1 USB3.2 Gen1 Type-A x1 |
Webカメラ | FullHD(IR機能付き) |
重量 | 1.55kg |
搭載CPUは7735Uでして、Ryzen 7であれば最低でもこのくらいは欲しいと思う処理性能です。
オフィス系アプリでの資料作成や標準的な画像や動画編集など、様々な用途で快適に利用できるでしょう。
USB端子の種類と数、ネットワーク機能、外部モニター出力端子、Webカメラなどは、標準以上のものが搭載されていますので、幅広い用途でお使いいただけます。
本体重量は、15.6インチモニターのノートPCで1.55kgと軽量です。ご自宅や職場内の移動でしたら、特にストレスを感じることはないでしょう。
詳しくはASUS(エイスース)公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
モニターサイズ:15インチ~
主に自宅で使うパソコンが欲しいけど好きな場所で大きな画面で使いたい、という方は、15インチクラスの画面のノートパソコンがおすすめです。
20インチ以上の外付けモニターをつなげれば、2画面でデスクトップPC並みの快適さも実現できます。
HP Pavilion 16-ag0000 パフォーマンスモデル(メーカー:日本HP)
- メーカーは世界トップクラスのIT企業HPの日本法人である日本HP
- WebカメラはFullHD画質でIR機能付き
- 液晶画面はIPSのタッチパネル
カテゴリ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 8840U |
モニター | 16インチ 1920x1200 タッチパネル |
メモリ | 16GB(デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB(SSD、NVMe) |
有線LAN | なし |
無線LAN | Wifi 6E |
USB | USB3.2 Gen2 Type-C x2 USB3.2 Gen2 Type-A x1 USB3.2 Gen1 Type-A x1 |
Webカメラ | FullHD(約200万画素、IRカメラ) |
重量 | 1.79kg |
搭載CPUは8840Uでして、Ryzen 7の中堅クラスの処理性能です。
zen 4のCPUですので、AI専用機能であるAMD Ryzen AIが内蔵されています。
内蔵メモリはデュアルチャネル構成ですので、Ryzen 7の性能を最大限に生かすことができます。
Type-CのUSB端子は、モニター出力が可能です。別途HDMI端子もありますので、2系統の外部モニターに出力することができます。
液晶モニターはタッチパネルですので、画面操作が直感的にできて便利ですね。ペンを使ったお絵かきも可能です。
詳しくは公式サイトでご確認ください。
有線LANのポートはありませんので、有線LANをお使いになる場合は別途LANアダプターが必要になります。
高いものから安いものまでいろいろな製品がありますが、下のレベルの製品で十分です。
USBの形状は、Type-Aです。お値段は高くなりますが、Type-Cのものもあります。
AMD製のCPUとは?Ryzenって?
ここまで本記事を読んでいただいた方は必要ないと思いますが、念のためAMD社やRyzenのCPUについて解説します。
ご存知の方は読み飛ばしてください。
AMDやRyzenの知名度は高くなってきたと思いますが、Intel搭載のノートパソコンはなんの抵抗も無く買えるのに、AMD搭載ノートパソコンは、「名前を聞いたことが無いから」、「量販店であまり見かけないから」、などの理由で選択肢からはずす方はまだまだ多いような気がします。
車で例えるのでしたら、トヨタとホンダなどのメーカーの違いと同じです。細かい内部構造は異なりますが、燃料を使ってタイヤを回して道を走るという意味ではどれも同じですよね。
IntelとAMD、それぞれのCPUを搭載したノートパソコンの違いは、パソコンという観点ではどちらも同じと考えていただいて問題ないです。
AMD社について
AMD社は、アメリカに本社をおきます半導体企業です。国内には日本AMD(株)という日本法人があります。
この会社は、以前はIntel社から情報提供を受けて同じ仕様の製品を製造・販売する事業を行っていました。その後いろいろありまして現在はIntelとは無関係になり、AMD社で独自に設計したオリジナルなCPUを販売するようになっています。
つまりAMD製CPUは、コンピューターを動かすという意味ではIntelと同じですが、CPUの内部構造はIntelとは異なっているということになります。
また、Intel社は開発から製造までを自社で行っているのに対して、AMD社はファブレスメーカー(設計・開発まで自社で行い製造は他社に委託する企業)でして、この辺の違いがAMD社CPUのコスパの良さに関係しているようです。
現在主流なAMD製CPUは「Ryzen」
AMD製CPUは、現在(2024年7月)Ryzen(ライゼン)というブランドが主流です。
Ryzenは性能別に以下の5ブランドに分かれています。
ブランド名 | 用途 |
---|---|
Ryzen 3 | エントリーPC向け |
Ryzen 5 | 一般向け機種用 |
Ryzen 7 | ハイエンド機種用 |
Ryzen 9 | プロフェッショナル向け機種用 |
Ryzen Threadripper | 専門分野向け機種用 |
普段使い用のノートパソコンでは、Ryzen 5がおすすめです。
Ryzen7以上は、コストよりもパフォーマンスを重視される方が利用されています。
量販店などでノートパソコンのスペック表に、「Ryzen 7」の横に「4800U」や「5800H」などの文字が書かれているのをご覧になったことがあると思います。
これは各ブランド毎に世代や能力などを表したモデル名になります。
まとめ
ノートパソコンを購入される方は既にモニターサイズはお決めになっていると思いましたので、モニターサイズ別におすすめノートパソコンをご紹介させていただきました。
各サイズで複数機種を挙げましたので、もしかしたら迷ってる方がいらっしゃるかもしれませんね。
最後にまとめとしまして、各サイズのおすすめノートパソコンを独断で選ばせていただきました。
13インチでは、超軽量機種以下の機種がおすすめです。ロングセラー機種でもあります。
14インチは、ご紹介しました中ではLenovoの以下の機種をおすすめします。
ここに書きましたのはあくまでも私の意見ですので、気になるノートパソコンが見つかりましたら、まずは公式サイトでメーカーのおすすめポイントやスペックを確認してご検討ください。
あなたにピッタリのノートパソコン探しに、少しでもお力になれたなら幸いです。
おすすめしたいノートパソコンが見つかりましたら本サイトでご紹介していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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